「ピストル大名の冒険」をめぐる冒険。

水曜の午後のゲームセンター。

「ピストル大名の冒険」が店からなくなっていることを知った友人が電話で僕にそれを教えてくれた。

アケアカで遂に「ピストル大名の冒険」が配信されたし、ファミ通の裏表紙が「ピストル大名」なのがサイコーに狂っとる。

 

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はちゃめちゃ高難易度であっというまに消えてしまったゲームである。プレイした人、遊びこんだ人はどれほどだろうか。その割に名前だけ有名。悪事千里を走る、とでもいえばいいのか。

私はプレイする機会もなく、数年後に基板屋でロムだけ見つけたので、合わせて「ロンパーズ」を買って、やっと遊べたゲームだった。

噂にたがわぬ激ムズ。横スクロールシューティング、謎の挙動、そしてなにより戻り復活! アホか! システムIのゲームは激ムズにしないとだめなルールでもあったんですかね。「妖怪道中記」みたいに。ともかく、これに反省したのか、なにかあったのか、この後のシステムIの「倉庫番」と「タンクフォース」は簡単(相対的)で、また、結構多くのロケーションで見かけた。コピー基板なんかもしれん。システム基板はコピーされやすくないですかね。

とにかく基板を手に入れたのだから、意地でもなんとかクリアはしたい。連コでクリアしてやるぜ! と毎回、毎回意気込むのだけれど、戻り復活が道を阻むし、最終面はコンティニュー不可! アホか! というわけで、クリアした記憶はない。

 

で、このゲームなんだけど、めちゃくちゃ謎なことに、発売から7年後にパチンコ化されている。

 

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こっちはめちゃくちゃ打ったなぁ。今見ても頭おかしいスペックなんですが、さすがサンキョー。結構な店で導入されてました。基板より売れたんちゃうか。

 

特筆すべきは特賞中のラウンドデモ。両手を拘束されたお姫様のフンチラ(フンドシチラミセ)、フンドシのみ(マニアックすぎて池波正太郎先生もついていけない)、最後には全裸のお尻をキュウリでスパンキングのもはや謎の世界観が展開される。脱衣シューティングとして名高い「フェリオス」でもここまでやってない。拘束されてる構図はおんなじなんですが。

パチンコとしては、全回転と見せかけてハズレありのリーチアクションもすごい。リーチアクションはだいたいものすごいんですが。あと、とにかく謎に音楽がよい。

 

というわけで、800円なら納得のゲームなのでオススメです。源平からベラボーマンを経て、なんでこうなったのかみんなで考えよう。