This is 最高にちょうどいい東亜 「究極タイガーヘリ」かんそうぶん。

究極タイガーヘリが出たよ! まだ買ってない人はすぐに購入しよう!

 

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究極タイガー」はどこのゲーセンにもあったのでよくよくプレイしました。さすが究極。むつかしいのに面白くって遊んでました。思い返すと、アーケードゲームの難易度がどうしようもなく指数関数的に急上昇していくのはこの後でしょう。とはいえ、アーケードゲームはむつかしければむつかしいほど歓迎されると勘違いさせたのは「究極タイガー」の成功があったからじゃないでしょうか。

 

どこのゲーセンにもあった、というのは、その中にはコピー基板もあっただろうにと今は思います。プレイヤーとしては、純正とコピーの違いはわからんのよね。コピー基板を作ってるのってどんな人なんだろう。個人じゃないんだろうけど。コピー基板ってすごくない? キャラROMだけコピーしても動かないんだよ? 基板は生産しないとだめじゃん? ただ、コピー基板業者はインタビューもできないだろうし、誰も何も語らないだろうし。それも、アーケードゲーム史としては残しておくべきなのか? 「バトルガレッガ」にコピー基板があったのは驚いた。まだコピー屋が活動してたのか。国外なんかな。

 

思い出話はともかく、製品収録の「タイガーヘリ」スーパーイージーがめちゃくちゃ楽しいのでお勧めです。4面1周で終了、私でもノーミスクリアでだいたい20分くらい。スコアランキングも自分なりの頂点まではいけそうな雰囲気です。スーパーイージーのスコアランキングですが、1位がすごすぎて驚いたところです。リプレイは未見。残機つぶしなんだろうか。戻り復活、クリア時残機ボーナスがないので、つぶすのが正解です。ボーナスカー全取りで10万、ラウンドクリアボーナスで8万をこぼさないのが当面の目標です。

 

究極タイガー」は当然ながら「タイガーヘリ」に比べると画面がきれいで、音もきれい。ぐっと今風です。さすが。が、スーパーイージーでもむつかしいし、10面は長い……。当時は無限周回ですので、トッププレイヤーの集中力と体力には驚かされるばかりです。当時だと「ドラゴンスピリット」をクリアした人にも驚いたものです。立ち見しててもつかれた記憶。

あと「究極」をプレイしていて思ったのは、ショットトリガーズ「フィーバロン」みたいに「タイガーヘリ」にもFMアレンジモードがあればいいのにな、と余計な夢想でした。グラフィック性能と音楽性能が合致しなくなるので、あったらあったで違和感があるんでしょうけど(くどい)。

 

併録の「ゲットスター」は初プレイ。いやー、すごい。夏休みの家族で行った旅行先の国民宿舎のゲームコーナー感がすごい。インストの自機キャラデザ、出てくる敵キャラのデザインと、濃厚な当時性にくらくらします。そう「マグマックス」並みにくらくらします。

 

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あと、初回付録の小冊子での開発者インタビューで「オルカで開発したジャイロダインを参考に」との発言に驚きました。「ジャイロダイン」は同時に開発されてないし、ましてやオルカで開発されてたってことは、クラックスはどんだけ短命な企業だったんだろうか。

1980年代初頭にゲーム開発を生業にしていた人たちの話をもっともっと聴きたいなぁ、と小冊子を読みながら思っていました。東京のゲーセンは新作ゲームが入れ代わり立ち代わり遊べたんだろうなぁ。プレイヤーの物語ももっともっと聴きたいなぁ。