「デイズ・オン・フェス」が1位だったよね

Webマンガ総選挙2020は「デイズ・オン・フェス」が1位でした。未読のお前は今すぐ読め。買って読め。

 

webmanga-sousenkyo.com

 

1位! 1位! これが言える!

ノミネートから投票して(たぶん、ここの通過が一番むつかしいんちゃうかな)、その後は投票して、と参加し続けた。pixivコミックを購入すると投票用シリアルが発行されるため、自分内では初めてくらいにまとめて電子書籍を購入して、思い切って投票した。1回だけじゃなく。しかも買った漫画をまだ読み終わってません。読まな。

もう連載が終わっていたマンガだったこと、かなり好きだったこととか、いろいろ自分内の気持ちを無限列車に乗せて暑い夏の間を過ごした。フェスじゃん。

で、結果は「デイズ・オン・フェス」が1位でした。結果発表を見たときに、なんとなく首の輪が外れたような気持だった。推しは推せる間に推す。その推しが1位になったのだ。これか、アイドルとか、ソシャゲにぶっこむ気持ちの源泉と報酬はこれか! と体感して理解したりした。

あとは、pixivコミックがいろいろ推してくれるのを楽しむフェイズである。律瑠くん等身大ポップがとおいのだ……。

 

でもって。

 

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この人とだいたい同じ気持ちだった。ノミネートがいちばんキツイとおもうんよ。

 

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で、結果発表となるわけです。

でも、私は"「解らせ」たかった"のではなく、「伝えたかった」のです。

単純に、編集部は「デイフェス」を持ち上げていたと思うからです。

3巻には打首獄門同好会のコメントを載せて。

4巻はコロナ禍最中の発売を避けたように思えます。

電子書籍のみだった「だんしんち」4巻、5巻を出版していますし。

4巻、5巻の発行部数が少なかった件については(読者、ファンの間では有名)、部数の決定は厳密には編集部ではないと思いますし。再度の電子のみすらあったと思いますし。

ただ、その上で「デイフェス」に限らない話なのですが、コミックニュータイプはあんまり宣伝をしてないように思えるんですよね……。自分自身の宣伝すらしてない。箱が宣伝してない。これ、たぶん、「メタモルフォーゼの縁側」が成功例になっちゃってるんじゃないかと邪推できるレベルです。

無料連載のWebマンガはマネタイズが一番しんどい企画だとは想像します。無料連載と言っても、期間限定ですので、期間終了で読めなくなってしまう。それで単行本を、となるかといえば、他の無料漫画を読むだけだと思うんですよね、はい。

今、本がファンアイテムになったんじゃないかと。

竹熊健太郎だったかな。マンガが売れなくなった理由は出版社に問題があって、人気作は長期連載になって、単行本が増えていく。オタクじゃないと40冊、60冊も本を買わないと。本を買っても書棚がない。家具屋から書棚が消えた、みたいな話もありました。

たぶん、無料で全話ずっと掲載しても本の売り上げって変わらないんじゃないかなと思うのです。あと、電子書籍ってクレカ決済なので、学生は買えない。無料連載をもっと読んでそうな層はクレカが使えない、そもそも可処分所得がない世代じゃないかと思うんですよね。だから無料で読むんでしょうけど。そのうえ日本の書店データベース上では書店数は減り続けていて、書店で本を買うのも簡単ではない。通販はクレカ決済とまた同じ問題に戻る。素人は黙っとれ。

そのうえで、このマネタイズ、宣伝を一手に担ってそうなWebマンガ総選挙は、もっともわかりやすい企画だと思うのです(ピクシブと日販主催なんですが、電流協も参加すればいいのに)。

さっそく遠出して企画協賛店で1位の腰帯に換えられた「デイズ・オン・フェス」を買ってきました。

あとはテレビCMを見ないとな……。

アクキーも応募せんとな……。

推しは推せる時に推さんとな……。