2021年の好きマンガ
今年もマンガを一杯読みました。
ラブコメ多めだったな。ラノベもラブコメ中心に読んだような気がします。SFは短編集多め。SFは短編が面白いと思うのですが、どうですかね。ミステリは連作短編。最近はあんまりないですが。斜線堂有紀のが面白かったです。
というわけで、以下今年の面白かったマンガを10作記します。なお「笑顔のたえない職場です。」「シオリエクスペリエンス」「かげきしょうじょ!!」「百木田家の古書暮らし」は殿堂入り且つ全人類読んでるはずですので、そのままどうぞ。
- 野球場でいただきます
出内テツオ
百合なんかな? 野球場でふたりの女の子が食べるマンガ。最近はスタジアムグルメ、略してスタグルとして、ジャンルとして確立してるようです。
単純に楽しいをしている人を見るのは、やっぱり楽しいです。
- 作りたい女と食べたい女
ゆざきさかおみ
私内本年百合マンガ第1位。という解釈しちゃうと怒られそう。サイトのタグ付けもGLはあるけれども。唐突にはじまったふたりの関係が、食事を中心として広がってゆき、自分の希望に気づいてゆく物語が読むと気持ちが揺さぶられます。
好きなように生きてるだけなのに、それを男のため、とかに解釈しやすい言葉に変換されるのは、確かに同意しがたいよなぁ。
- ワケあって社長令嬢に拾われました
灯
灯先生新連載! これまた唐突に出会ったふたりが、それぞれの秘密を抱えたまま、その秘密の中心へと迫ってゆくサスペンス。これは、百合じゃないよなぁ……。まだ違うだけなのか。毎回次回が楽しみです。
- 可愛いだけじゃない式守さん
真木蛍五
ラブコメ! アニメ化がこれほど先から告知されるのは信頼されている証拠です。アニメ化の告知までの時間が短くなったような気がします。やらかす事例が多いからでしょうか。私たちには見えないのですが、立ち消えになっていったアニメ化案件があまたにあるんでしょうなぁ……。
かっこよ守さんが見られるのが楽しみです。
- ホリミヤ
HERO/萩原ダイスケ
連載10年かけて完結しました。今年はテレビアニメも放送されて、有終の美を飾りました。10年! 10年ですよ。作家人生のほとんどのような気がしますし、人としても10年は人生の何割でしょうか。読者側の10年も同じだけの重みがありますな。明るい終わり方でとてもとてもやさしい物語となりました。
そして、なぜかまったく触れられない実写版「ホリミヤ」でした。
- 友人の妹
志摩時緒
ひょんなことから、友人の妹と恋仲になってしまったラブコメ。その周りにもいろいろな恋愛模様が進みます。ヒロインちゃんがとてつもなくかわいいので、ニコニコしながら読んでます。
- オタクに優しいギャルはいない!?
のりしろちゃん/魚住さかな
コミックゼノンで連載中の、クラスのオタクくんがカースト上位の女の子ふたりにいじられたおされるコメディ。オタクにやさしいギャルはいないんだけど、いてほしい童話です。
単行本は未発売なので、今から発売を楽しみにしてます。
- やんちゃギャルの安城さん
加藤雄一
オタクにやさしいギャルのふたつめ。こちらは最近急展開を見せたので、単行本が楽しみなところ。安城さんの表情がめっちゃくちゃかわいらしいので、毎回が短いのだけれど、その表情を見られれば満足しちゃう……。
- HGに恋するふたり
工藤マコト
楽しいことをしている女の子たちを見ていると、当然楽しいのだ。そしてなにより、好きについて話している女の子たちが楽しそうなのもとても好みです。私もいいかげんにガンダムエクシアを作りたいと読むたびに思います。作らないですが。ガンダムブレイカーでは作るんですが。エントリーグレードストライクくらいは作るか……。売ってない。
- 草野と希
岩国ひろひと
「銛ガール」の岩国ひろひと新連載。なぜか電撃大王。「野人転生」と同じくらい、電撃大王謎連載枠ではないでしょうか。ムキムキマッシブの元やくざと、女子高生の温泉旅とサスペンス。ゆっくり進んだり、急にバイオレンスになったりと毎回、毎回読んでて楽しいです。「銛ガール」終盤で獲得した絵柄の緩急がとても面白いです。
いろんなマンガの力を借りて、生きてこられました。来年もまた。