そして「空電の姫君」はおわる

「空電の姫君」が終わった。

 

 ふたりの友情の物語でした。ひとりなら嫌なものは見ないようにできても、ふたりだと、もうひとりがそれを見てしまうんだなぁ。悲しいすれ違いから何もかもが最悪になってしまってからじゃないと言えない気持ちってあるんだよ、ってつくづく感じました。単行本では終わり方が変わる? ようですが果たして。最後のシーンでの、すれ違いゆく人からのたった一言で、あんなに笑顔になれる彼女が素敵でした。

2016年のコミックバーズ連載開始から、バーズ休刊、半年後にイブニングで連載再開と5年ですか。毎回毎回楽しみでした。楽しかったなぁ……。バーズだと季節に一回くらい表紙だったりカラーページがあったのに、イブニングはそうはいかなかったなぁ、とかいろいろ思い出した最終回でした。