封印解除 「古オタクの恋わずらい」かんそうぶんというかなにか

「古オタクの恋わずらい」の1巻がでて1か月か。何回読み返したか。「封印解除」の読み方がわかる人に届いてほしい。

 

あらすじは以下。

kisscomic.com

 

いやね、もう、ほんと読んでて胸が詰まる。ああいう時代があったから、今はオタクって別の名称みたいになったと思うんですよね。烙印じゃないというか。

 

そんないいもんじゃないぞ。これは知見じゃなくて業みたいなもんだ。

gendai.ismedia.jp

 

それはともかく、単行本を読み返してつくづく思ったのだけれど、別に新しいものを歓迎するのがオタクの義務じゃないってことについてだ。でもって、自分の通った道の他人の話は面白い。この辺りはひとそれぞれ。ほとんどエロゲー、ギャルゲーに触れてこなかったので、そっちの界隈の当時の話は新規あつかい。ましてや当然製作者側でもなかったし。そういうのは東京の話としてしか楽しめないのも残念だとも同時に思う。

 

同じ時代を生きても、こうも違うのだ。

www.hakusensha.co.jp

 

この漫画の主人公は女の子なので、エロゲー、ギャルゲーはぜんぜん出てこないし。最接近で主人公の友達がゲーメスト読んでるくらいか。

速攻連想する(意味が違う)。

kc.kodansha.co.jp

 

なんかもう、恋愛できないから燃焼できたエネルギーがあったんです。

でも、この主人公はちゃんと恋愛しようともがき始める。あああああああ、ふて腐らなければこの世界線もあったんだよなぁ、当然。で、その細い糸を諦めてない主人公の孤軍奮闘であったり、仲間との出会い、欲しい言葉がもらえたりとか、読んでて、ああああああ、と悶絶してしまう。

そして物語は1995年と2021年が交差して進んでゆく。2021年側物語をみると、主人公はちゃんと人生やってんなー、と思ってしまう。幸多かれと願ってしまう。

応援したくなるような、頑張ってる人を見ると涙腺がめっきり弱くなってしまいました。たぶん、全然そんな場面じゃないのに泣いてしまうんよね。

 

というわけで、ここまで読んだみんなは「フィットボクシング2」をやろう。