ずっとずっと「スーパーハングオン」に助けられた。

忙殺の上に忙殺が重なる毎日の1年だった。そんな中、私を助け続けてくれたのは、3DSの「スーパーハングオン」だった。

 

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単品でもいいのだけれど、アーカイブス FINAL STAGE だと「エイリアンシンドローム」が遊べるのでこっちをお勧め。

音楽が好きだからだろうか。ずっとずっとこのゲームを遊び続けていた。ビギナーステージをスーパーチャージャーふかしっぱなしで走り抜けるのがとにかく楽しい。1ゲームの時間も好みの短さ。短時間に脳を破壊するほどの緊張と爽快感が駆け巡る、サイコーのゲームだ。3DSだと本体を傾けて操作ができるのも面白い。いまだに思った通りにならないけれど、微妙なハンドリングができるので、よりゲーセン感覚。なんならファミコンの「トップライダー」の風船ボディに3DS本体を張り付けてもいいんじゃないかな。よくないか。

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まずはコースを覚えて、そのうえでスーパーチャージャーを吹かせる箇所を探す。減速しても、なんとか短時間で立ちなおしてスーパーチャージャーを吹かせる。正確な操作が必要、なんだけれど、コースを覚えれば基本的にふかしっぱなしで走れるビギナーステージはサイコーです。おまけに3DS版は難易度最低にすると、敵車の当たり判定がなくなるので、さらに楽しい。もう、これくらいの簡単さが、ちょうどいいんだよ……。

最高に丁度いい。大切です。これから先、ますます遊べるゲームが減ってゆくんだとは想像しますが。最近はアーカイブで、過去に狂ったように遊んだゲームが発売されるのですが、当時ほど楽しめているのかちょっと疑問ではあるんですよね。「ドラゴンバスター」は今でも楽しめましたが。シューティングはもう無理だな。

そんななか、コースを覚えればなんとなく、なんとかなるレースゲームです。いや、いまだに「ロードファイター」の逆ハンができないわけなんですが。逆ハンは年々むつかしくなるほうじゃないですかね。どうですかね(再演)。

スーパーハングオン」は単にアーカイブスではなく、3DS用にチューニングされ、かつ、現代向け(つまりは高齢者向け)にデチューンされたりしてるので、最高に楽しく装い新しくリリースされています。ああ、当時はこんなに楽しめなかったな、と思い出します。むつかしいゲームが面白いゲーム、なんて等式が成立していた時代があったんですよ。ゲーセンに残った俺たちは、家庭用と違ってむつかしいゲームを遊んでいるんだ、と思ってなかったですかね(自戒こみで)。

その上、3DSにヘッドホンをつけてプレイする、聞くBGMは最高の最高です。バイク乗りの孤独を感じる「Outride a Crisis」、挑戦前の興奮を伝える「Sprinter」、レース中の勢いそのままの「Wininng Run」、夜の高速を走るかのような「Hard Road」。どれもこれも、荒んだ気持ちで、孤独にゲームにふけるには、お似合いの音楽です。いやさ「汚れた英雄」みたいだとは、今年思いましたけど。当時は全然そんな連想をしなかったですね。

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なんか、今年は「汚れた英雄」の話ばっかりしてたような気もします。アニメ「スーパーカブ」の影響でしょう。「スーパーカブ」はすっごいよかったですよ。アニメも面白かったのですが、原作は地の文がまんな大薮ですよ。ところで「汚れた英雄」いつになったら再刊、もしくは、電子書籍化されるんですかね。

 

そんな中でも「スーパーハングオン」で、走り続けていました。走っている間だけ、なにもかも忘れられました。来年も走り続けるでしょう。

そう思うのです。