今年も「このラノ」の投票が終わったね。

1位は「スコップ無双」でしょう。おめでとうございます。

それはともかく、年一の祭りですので皆々様に於かれましては深慮遠謀の果てに投票をなさったと信じているのですが、今年は、スレイヤーズとフォーチュンクエスト、ロードス島戦記すべてに投票できる記念すべき年となりました。

 

 Web投票数は10000越え。たしか投票欄に「なぜに今年は投票したのか」との項目はなかったはずなんですが、動機は興味あるところですな。

ラノオンの毎月の投票、好きラノの半期、読書メーターで毎日、なろう、カクヨム、キミラノではリアルタイムで戦争が起こっているのだと思いをはせると、年一のこのラノは年鑑としても楽しみなところです。1年分のラノベ一覧とあわせて、作家一覧も欲しいところです。

はてさて。

ランキングのなんやらかんやらについては、JICC出版の「このミス」でさんざん議論したのでもうこれ以上語る必要はないのですが(ハイパー余談だけど、このミスとは「新宿鮫」が1位を取ったあたりで見る目を変えた)、今年は協力者も事前に公募されたりと、結果とか、読むのが楽しみですなー。美少女文庫編集部パイセンが協力者にいますので、専用のページをもらえるのか期待しています。いや、どうなんですかね。ティーンズラブはだいたい「いたしてる」のに、ラノベは間接キッスで大騒ぎとか、なんでやねんと思うんですよね。ジュブナイルポルノラノベでしょう。今月からあとがきがつきましたし。完璧じゃん。

このラノ」はもはや「エースコンバット5」のアークバードみたいになってしまってなんやらかんやらがありますが、個人的には「文庫王国」のラノベ欄を楽しみしてます。

それではまた。

夏の記憶とワープマン。

夏が終わるのだけれど、なんとなくファミコンの「ワープマン」は夏の思い出。

ec.nintendo.com

発売日が真夏なだけなんですが。夏休みの帰省先で、いとこがあつまってファミコンを遊んだ思い出の中に、ワープマンが光っています。2人同時プレイで、協力したり、倒しあったり。だいたい倒しあうんですが。青いイメージカラーとあいまって、夏のゲームといえば、ワープマンです。こうして時は流れても、また、ワープマンを買える夏がやってきたのです。

1画面固定で、規定数の敵を倒すと面クリア。やっぱり先の面に進むと、それだけで楽しいものです。

なにより、ワープマンは元のアーケード版「ワープ&ワープ」より画面がきれいなんですよ。ファミコン移植版のほうが画面がきれいなのはまれなのでは。「バトルシティー」とか。「タンクバタリアン」とか「ジャイロダイン」の、ああいう機械音だけのゲームは好みです。アケアカで出ませんかね「ジャイロダイン」。

 

ワープマンといえば。

 

これをなんとか見たいものです。

ワープマン、バトルシティーファミリーサーキットといえば。

 

ec.nintendo.com

 

ナムコットコレクション第2弾は大野木サウンドのゲームが満載なのでおすすめです。はたしてファミコン版「ニューラリーX」は完成していたのでしょうか。

 

夏が終わる。なんか、夏が終わるゲームは「Mother」です。発売日なだけなんですが。

ナムコの時代があった。

「オールアバウトナムコ」が復刊された。

 

akiba-pc.watch.impress.co.jp

 

当時買った人が買ったり、当時買えなかった少年少女たちが買うのだろう。何を隠そう私だ。

かつて、まだゲームの系統樹が命のスープのようであり、今から見れば、あらゆるジャンルが「ゲーム」としてひとまとめだった時代があった。ゲームはゲームセンターにしかなく、ゲームセンターにあるものはすべてゲームだった時代だ。その中でナムコのゲームは、確固たる1ジャンルだった。当時はセガは「すごいコンピュータを出す」、カプコンは「めちゃくちゃむつかしいアクションを出す」、コナミは「むちゃくちゃむつかしいシューティングを出す」、ジャレコは「ゲームメーカーのアオシマ模型」と個性を感じていたが、ナムコは「ナムコのゲームを出す」と別格に輝いて見えた。

いったんナムコの新作ゲームであれば面白いと期待と信用できた。「ゼビウス」は背景が黒、宇宙じゃない、森と水のある地球が舞台で、めちゃくちゃかっこいいマシンを操縦できるだけで面白かった。「ニューラリーX」は緊張感が楽しかったし、「マッピー」はかわいいだけで面白かったし、「ディグダグ」は音が愉快だった。「ギャラガ」はパワーアップが爽快だったし、「フォゾン」は意味不明だったし、とりわけ「リブルラブル」は脳が焼き切れるくらいとびっきりに面白かった。人生で一番好きなゲームは「リブルラブル」。スイッチで遊べるのを待っています。

当時は攻略法がまだまだ人づてで伝播していた時代だ。ナムコは「ポールポジション」「ディグダグ」「ドルアーガの塔」の簡単な攻略本をゲーセンで配布していた。たしかドルアーガは10階までだったかな。そして、新作情報はNGを見た。NGは配布日がふらふらしているからもらいに行くのが大変だった。思い返せばNG入荷情報すら人づてで知ったような気がする。

そんな攻略情報がまとまった本が「オールアバウトナムコ」だった。攻略情報、ドット絵、音楽などのゲーム知識、移植情報。ナムコの情報だらけだ。「イシターの復活」はこの本がなかったら手を出さなかったと思う。出して痛い目にあい、結局クリアはナムコミュージアムまで待たないとならなかったけど(68版もクリアできなかった)。

そんな在りし日の思い出を詰め込んで、いままた読み返せる。もう遊べないゲームの情報ばかりだから、クーソーするしかないけれど。それでも、あの日買えなかった、あの本を今こそ買うのだ。この調子でナム語辞典、NG(ノワーズ)、ザ・ナムコ・グラフティーなどなど復刊してほしい。

金ならある。

「呪術トリック」を買ったよ

「呪術トリック」を買ったんだ。カードイラスト一本釣り。「ディスコミュニケーション」好きにはたまらない情報量のカードイラストが最高です。

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雑なルール説明。

マストフォロー、トランプなし、4スート、14ランク。4ラウンドでゲーム終了。獲得したカード枚数が得点となり、順位が決定する。

トリックを勝利したカードが呪術(失点)となって、プレイしたプレイヤー(勝利プレイヤー)の場に残る。以後、同一スートで高ランクで勝利したプレイヤーがでたら、呪術カードが移動する。この場に残る呪術がもう一人のプレイヤーのようにふるまう感じ。がする。未プレイなんで印象。

別の話。

その昔「七つの印」を初めて遊んだ時に「こんなむつかしいゲームが遊べるかー!」と思ったのですが、そのうちに正確にビッドできるようになったし、そのうえで他人の妨害まで構想できるようになった。人は進化する。

んでもって、トリテでビッドするのがけっこうふっつーになったように思うんですよね。ふっつー。やったら難しいとおもうんですよね、配られた手札から勝利数を予想するの。でも、それがふっつーになる。ガーキャンがふつーになったように。グラップ、パリィがふっつーになったように。できる前提でゲームバランスがデザインされると後から来た人がしんどくなるゲームデザイン。初心者はトレモから出てこられないあの感じ。初めてプレイした格ゲーの第1ラウンドのCPUがゲームシステムを完全に理解しているあの理不尽な感じ。「ヴァンパイア」お前のことだぞ、わかってるか。あと理不尽判定のヒザ。普通?

話は戻って。

この「呪術トリック」の呪術が場に残るのも、ビッドと同じような複雑さを感じるんですよね。処理の複雑さとか。慣れなんでしょうか。あと14に対して1なら勝てるのが、どうなんでしょうか。どうなんでしょうか。勝利にのみ価値があるので、マストフォローの1にはあんまり意味がないからなぁ。どうなんでしょうか。

はてさて、遊べるのはいつになるやら。

プレインズウォーカー木ノ下登場 「空電の姫君」第2巻かんそうぶん。

「空電の姫君」2巻がでたぞー!

evening.kodansha.co.jp

テレビイエローのカバーイラストが目印。腰帯がアルタゴのチケットになっていたりと細かいデザインがひかる。相変わらずデザイナーのMAKENA GRAPHICSの情報はネット上になし、と。

togetter.com

第2巻は夜祈子さんの回。ちょっと見えた心の傷の話と、バンド加入と。一コマだけ金髪だったりと、相変わらずの表情の多い美人! かっこいい! 同じくバンマス士くんの心の傷の話も出てくる。みんなして、心の傷を持ち寄って、歌って暮らそう。

なにより第16話で、ライブハウスの控室に木ノ下さんが登場……! これで「羊のうた」と「イエスタデイをうたって」と「空電の姫君」は同じ時空につながったのでは……? あと、細かいのですが、走り出す夜祈子さんの姿が好きです。夜祈子さんにいろんな服を着せてアクションさせてほしい。

これで連載分全部が収録されているので、続きはすぐ読めるよ! なお、イブニングの次回掲載予定は10月です。よくあること。

これで通算5巻。めざせ10巻!

色づく世界のはるか昨日から 「黒鉄・改」4巻かんそうぶん。

というわけで、年次行事である「黒鉄・改」の新刊がでました。

grandjump.shueisha.co.jp

4巻で、今なお連載中で終わる気配が全くないので、前シリーズを超えそうです。よかったよかった。前シリーズは途中で終わってるのも含めて「神州纐纈城」を思い出すんですよねー。ポッと仮面が顔から離れた。

www.aozora.gr.jp

3巻で迅鉄トランザムが発動したりといよいよ怪しい展開を見せてきたのですが、今巻は舞台はついに長崎に。死者がよみがえり、妖刀が飛び交い、幕府の隠密と謎の組織が暗躍する、魑魅魍魎、江戸の仇をうつ長崎ですよ。だいたい時代劇の不思議な事件はオランダ人と蘭学が原因だと相場が決まっているのです。

背景、衣装の柄と絵の見どころも満載です。ところで目的ってなんだっけ?

猫の回。「空電の姫君」第16話かんそうぶん。

「空電の姫君」4話連続掲載最終回。猫の回でした。

冒頭からライン柄のVネックのセーターにチェックの改造プリーツスカートの夜祈子さんが走るシーンがクッソかっこいい。美人は怒っても美人。冬目まんがで、黒髪ロングのアクション担当はめずらしいんですよ。ますますもって名シーンですよ。顔がめちゃくちゃになる夜祈子さんの回。

そのあとは猫の回。そして、木ノ下さんの回。涙腺うるむわー。ちょっとしたシーンなんですけどね。「冬目景オールスターズか!」と膝を打つ回。

 

で、喜びもつかの間。次回は10月。その前に7月に2巻(通算5巻)。マオちゃん使用のギターであるギブソンレスポールスペシャルテレビイエローをあしらったカバーイラストが目印です。

www.amazon.co.jp

10月、10月かぁ……。

ではまた。