「バトルガレッガ」が発売されて3年がすぎた。

PS4版「バトルガレッガ」が発売されて3年がすぎようとしている。

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2016年8月。謎の期待だけでガレッガナイトのチケットを買った。イベント前週にPS4版発売の発表。直後のイベント。

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詳細はこちらをごらんください。楽しかったなぁ。当日券期待で作家の米澤穂信さんがこられたのだけれど、当日券はけてしまったとか。

当然プレミアムパッケージを購入して、ばっきばきに遊び続けています。トロコンまであとひとつ。3年がかりでやっとここまで。ボム4発が無理ゲー。

遊び続けて、今では景色のグラフィックを眺めたり、たまにアーケードで遊んだりできるようになりました。なお、スーパーイージーでも1000万点は行かないし、プレミアムモードでプレミアムモードに入れません。この程度でも楽しめます。やさしい。

このあと「弾銃フィーバロン」「魔法大作戦」「ケツイ」と発売されました。4つのなかで一番あそんでいるのは「フィーバロン」。フィーバーモード+VIPアレンジで最高に楽しい。たまにフィーバーモードに入れたりします。FMアレンジだと、国民宿舎のゲームコーナーで「ムーンパトロール」を遊んでるかのような懐かしいゲームを遊んでる気持ちになれます。なお、トロコンは無理。777人は道中ノーショットノーミス、ボスだけで達成できるのかと思ったらそんなわけでもなかった。ここは完全に運ゲーちゃうか。

魔法大作戦」はスーパーイージーでも難しくて無理。背景がミスを誘う。「ドラスピ」もこれで無理だった記憶が刺激される。横シューが苦手なのも、背景に当たるからなんですよね、多分。「グレート」は好きでした。馬越力です。なので「ギガウィング」も好き。

ケツイ」はたまに遊ぶかんじ。ディスクの入れ替えが面倒くさい(退化)。ダウンロードキー版のプレミアムパックがでないかな……。ただ追加モードの「デスティニーモード」がめちゃくちゃおもしろい。わたしが唯一やりこんだ「ぐわんげ」に近く、ちゃりちゃり音が最高に楽しい。やっぱり稼ぎは道中にないとね! 「ゲーマーズ!」9巻の「神と悪」(64の罪と罰のパロディ)の稼ぎの話がクソアツかったのを思い出す。残機つぶしの宗教的論争はあるとしても。ノーノーでスコア出るのがあるべき姿だと私も思います。その上で残機つぶしでの稼ぎは、開発者の意図を超える手段だとも信じていますが。

だた「ケツイ」はスーパーイージーでもプレイするとぐったりする。ぐったり。全力。とにかくしんどい。2周なんて無理無理。「ケツイ」をプレイすると、矢川忍さんの「敵が丸い弾を撃ってくるのはおかしい」との言葉の意味がよくわかります。「ガレッガ」だと、敵弾が向きを持って表示されるので、どこに飛んでくるか判るんですよね。丸い弾だとどう飛んでくるのかまったく判らない。なるほど、こういうことか、と。なお、彩京弾は許さない。

というわけで「エスプレイド」が出ます。なくそう少年犯罪。毎年12月に新作発売でいいんじゃないですかね(ひとごと)。通っていたゲーセンに「ガルーダ」と並べて延々置かれていたのを思い出す。あと「ウルトラ警備隊」。どういうセンスやねん。いやー、当時は1回やってやめましたな。無理無理。あと地元ではガルーダのほうが人気でした。無理無理。

予約はしましたが、ディスクの入れ替え面倒なんだろうな……(老人)。がんばろ……。ディスクの入れ替え……。

「このラノ」2020が出たよね。

このライトノベルがすごい!」がでましたな。月曜発売だと納品土曜だから週末に買えたりするかと思ったら、金曜日には売ってて面食らいました。協定品じゃないのか。「十二国記」を発売日前にPOS通したらお叱りがきたとか何とか。都市伝説ですよ?

結果としては、2年連続新作総合1位が電撃から。インタビューでも「狙って打った」と答えていたりして、まぁ、納得。前作は「このラノ」の影響であそこまでいけたのは同意ですし。おすし。

んでもって、それとは別に、なんとなく、自分の気持ちと結果が同調した感触がありました。

今年中ごろくらいから、読むなら、見るならばりばりアクションを選んでいます。ラノベはずっとずっとラブコメを選んでいたんですが「友崎くん Lv7」を読み終わって、ひとまずラブコメはもういいかな、と決着してました。なんとなく「友崎くん Lv8」にも手が出てません。あと、映画「BLACK FOX」を見たからかな。やっぱりばんばん動いて欲しいな、と。「空の青さを知る人よ」でも、ラストの飛行シーンがとてもとても印象的でした。アニメじゃないとできない風景の連続。また、ラノベのアクションとしては「スレイヤーズ」を読んで、昔々、自分がライトノベルを選んだ理由を思い出したりとか。自分の中で動いて欲しい。今ならあの頃よりちゃんと動かせると思うから。アニメは動いて欲しいとの祈りかもしれません。祈りです。

という感じでSAO、とある、ストブラ、デンドロとかアクションが好みの中心になってきて、この結果ははんなりと、やっぱり自分は流行に流れてるなー、気持ちいいもんなー、いやラノベの中心はずっとアクションちゃうか、とかいろいろ感じていました。あとどうでもいいですが「このラノ」を買いにいったら「精霊幻想記」のガチャガチャを見つけてちょっとうれしかったです。1回だけ。

もう次は始まっている。

映画「すみっコぐらし」は会話の基本。

映画「すみっコぐらし」をみた。

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子供たちの知っているすみっコたちが、子供たちの知っている物語、昔話の世界で大活躍するおはなしでした。

とにかく子供たちがしっているものしかでてこない。それだけで物語をつくりあげている。子供たち中から言葉を引き出そうとする、やさしいコミュニケーションがそこにあった。

それは相手を尊重する会話の基本の基本です。

「それはつまり」と自分の意見にすりかえたり、「こんなことも知らないのか」と知識で殴りかかったり、「自分なら~」と自分のことを語りだしたり、「いや」「いやいや」と否定から話はじめたりしない。

人と人の会話の基本がこの映画には敷き詰められていた。映画を通して語りかける子供たちの中にある言葉を大切する、あたたかい敬意が感じられた。

そして、先を予想できるこどもたちには、ちょっぴりそれを裏切る、意外な展開を届けてくれる。すみっコぐらしが好きな子供たちには十分な映画でした。

大人が、それもネットに釣られた大人が、ちょっと低く見てみる分にも十分たのしめます。とにかくストレスフリーなので、すみっコたちと、いのっちの声に解毒され、ほとんどやさしさ、時々攻撃のほんじょうさんの声に撫でられてきてください。

で。

スタッフロールに由水桂とあったんだけれど? 見間違いかな? ここが私のいちばん盛り上がりどころでした。真偽は不明。それもまたよし。

「このラノ」がでるまえに。2020

このライトノベルがすごい!2020」の書影がでました(専門用語)。

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アマゾンに登録された表紙でランキングネタバレしたのっていつでしたっけ。記憶で書いちゃうけど「妹さえいればいい。」とネタかぶりだったような気がします。なお「このラノ」は現実。「きまぐれコンセプト」の「その担当者が私です」を思い出しました。石抱。

ランキングの是非、投票方式についての議論はこれの前身ともいえる「このミス」で、それこそNIFTY-SERVEのころに議論し尽くしたので、もういいです。ランキングは必要。年代記として評論もインタビューも必要。これを読んで来年読む本を決めるのです。それを思うと「本の雑誌 文庫王国」のライトノベルの項はライターさんひとりでランキングを作っているので、その労力が忍ばれます。今年も楽しみにしてます。

先月くらいでしたか、Twitter上で「ライトノベルには解説がない。場もない」みたいな発言がちょいと盛り上がったような気がしました。「このラノ」あるやんけ。あと今なら「ラノベニュースオンライン」もあるし、自分で書きたいなら自由にやれ。歴史がないわけでもない。ぐにゃあ。「ラノベニュースオンライン」の対談記事は毎回、毎回面白いです。今年の電ファミニコゲーマーのラノベ系の対談もすこぶる面白かったです。中の人すぎる。

昨年はいくつかコメントが採用されて鼻毛が抜ける思いでしたが、今年はそんなこともないでしょう(愚者の盾)。今年は積読くずしを心がけたため、新刊を発売日に買って読むはほぼなかったです。1年間で見返すとその期間の新刊ならいくつか読めたかな、とは思いますが。読書メーターはそんな更新してないなー。1日1時間くらいはなんらか読んでました。なんつーかさ、Twitterで初速初速と中の人がつぶやくのどうなんですかね。そしてタイムラインは自己責任です。ごめんなさい。あと「即重版」。タイムラインは自己責任。

で、表紙の惹句をみるに、この10年、2010年代総括ですかー。もう2010年代が終わりですか。このあいだ始まったばかりなのでは。2010年といえば劇場版「消失」ですよ。あなた知ってた? 時間はね、加速してるのすこしづつ。1日は長く、1週間ははやく、1年はとまることを知らず、10年はなにものこさない。怖い怖い。なお、2012年に秋山瑞人「DRAGON BUSTER」2巻が出ています。続きを出さないってどういう気分なんですかね。

ライトノベル作家はデビュー後に賞レースがまったくないので、唯一のそれに近いものとして「このラノ」には輝き続けて欲しいのです。

というところで、10年総括と宣伝の話が絡まるのですが。

なんか、2010年代、ここ最近やたらめったら宣伝広告で「1位」を目にします。そんなにランキングがあるのか。そのランキングの母集団は信頼に値するのか。広告にちいさくちいさくランキングの説明がされていますが、まー、どないやねんそれは、と感じるのが多いです。私としては「読書メーター読みたい本第1位」が1位です。読まれてない。発売前の読みたいランキング?

消費者の嗜好->ランキングの流れだったのが、ランキング->消費者を刺激すると逆になったように見えます。ランキングが多すぎるし、1位以外が紹介されない。存在しないかのように。アマゾンのランキング、食べログのスコア、ホットペッパーのスコアとか。こういう、与信もしていないランキングが増え続けているのではないでしょうか。もはや「このミステリがすごい!」「このライトノベルがすごい!」のランキング論争どころではない。そういう評価に晒されていないランキングがぼこぼこ出てくる。

決めるのはしんどいので(1日にできる決断量は有限)、ついついランキングを信じちゃいたい気持ちはわかるんですよね。まんがもラノベも本も映画も外食店もホテルもなにもかもが多すぎる。決めるのに時間が必要経費としてかかりすぎるのです──。時間も有限。資金も有限。正解だけを選びたい。市民、あなたは幸福ですか? と、あんまかわらんような気がするんですよね。

ランキングの前に、好き嫌いがあるはずです。

という話。よぼよぼ。

赤い闇 「空電の姫君」かんそうぶん。

いつのまにか月はじめ発行号に移動していた「空電の姫君」でした。単行本を買い増そう。追証

今回は大人が壊れていく話と、その赤い闇の話。こわくない? 大丈夫?

なんだかんだで、マオちゃんと夜祈子さんの周りはだめんずばっかりだな、と思いました。強く生きて欲しい。

そして砂漠に寝られない夜が来る。「違国日記」Page.25はすごかったね。

「違国日記」Page.25はすごかったね。T/O

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ついに砂漠に眠れぬ夜が来た。砂浜を歩きながら、足に触れるすなつぶひとつひとつがわかるくらいに鋭敏な悲しみが間に合ったからだろうか。うわぁ。これは来月の5巻には入らなさそう。入るか。どうだろう。入って欲しい回だなぁ。雑誌を読み返すたびに、胃をぐわっと掴まれるような感覚がする。言いたい言葉はこれじゃないし、聴きたい言葉はそれじゃない。嘘を持ち合って暮らしていければそれでいいのに、毎日の嘘は生きるおもしになるからしんどいよね。嘘は負債だから、時間とともに支払額が積みあがるのだ。だとしたら、最初から嘘なく生きるほうがずっとずっと安くて済む。

嘘でしか維持できない関係は、嘘だから。

そんなぐっとくる、読みたかった、いつか必ず読む回でした。

話は第1話が好きで、単行本は3巻が好きです。LIFEのノートを買ったよね。「フライドグリーントマト」も見たよね。それくらいこのまんがが好き。なんどもなんども読み返せる。

今日もまた、読み返すだろう。

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