2010年のクリエイターたちへ 第58回「ミスボド蒲田」雑記

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2/11はミスボドでした。祝日はやる気出せ。

モンスターメーカーを遊びたかったんですよね、今回。ボードゲームアーカイブスのようなもので、プレイしていると今この瞬間の楽しさだけではなくて、モンスターメーカーばかり毎日毎日遊んでた「あの日」の楽しさが再生される感覚が、このゲームを特別にする。同じようにあの時遊んだ人たちは大勢いて、その時はお互い違う場所だったのに、同じように楽しんだ話を今聞くのはとてもとても面白い。選択肢が少なく、ひとつひとつのゲームを遊び続けた時間だったのだと思う。

今回、モンスターメーカーを初めての人とも遊べて、なんというか、「伝えた」感覚も面白かった。これは古いゲームの特権じゃなかろうか。

そしてゲームデザイナーは偉大だなー、と改めて思った次第。30年前につくった「面白い」が、ちゃんと今でも面白い。そのうえ30年の時間をかけた人それぞれのおもしろさも積み重なっていくんだなぁ。そこまでデザインなんだろう。

といういつもの、前座から遊んだゲームのできたての思い出を。

 

・なつのたからもの

2016年もっとも繰り返し遊んだゲームを、まだ遊ぶ。「またやってる」と言われてサイコーに楽しい。カードの背のイラストが好きなんですよね。切り絵のような入道雲。カードイラストのような「夏」は、今はもうない、のだけれど、誰もが知ってる風景なのが奇妙に面白い。

2ゲーム遊んで、そこそこの得点。運ゲーだからな!

 

モンスターメーカー

初代モンスターメーカーのリバイズド版。ルールインストで細かい箇所を説明間違いに気付いてルールブックを確認すること数度。あれはハウスルールだったのか! といまさらながらに気付かされる始末。

なんとかかんとか宝物を手に入れたものの、帰り道でドラゴンに遭遇して帰れずじまい。「風来のシレン」かよ。

 

・モスクワ冬将軍

モンスターメーカーのルール(細かい指摘はいいんだよ!)のバルバロッサ作戦。ゲームは6月から始まり12月まで。それまでにプレイヤーは800キロ先のモスクワ陥落を目指す。時間が進むとどんどんドイツ軍に厳しくなっていく。ここに冬将軍がいる。

今回はカード運から10月まで一瞬で流れ去り、あっというまにドイツ軍は不利に。途中現れる赤軍にちっとも勝てやしない。モスクワの到着したプレイヤーが2名いたのだけれど、モスクワへの攻撃はかなわず。全員敗北でゲーム終了。私はモスクワまであと30キロでした。史実はあと8キロだったかな。やはり遠い。

 

・マンマミーア!

三国同盟のためピザのゲームを(嘘)。5人プレイだったのだけど、インスト不要だったのがさすがマンマミーア。プラスだと6人であそべるのだけれど、あれは……、との話を聞いてちょっと笑った。ボードゲームの拡張ってむつかしいなぁ。

2ラウンド目最後のプレイで、素材カードではなくレシピカードをドローしたのが勝因で、5点で1位。+15のピザをぶっこむのはやめてほしい。

 

・ブレイキングアウェイ

めっちゃおもろい自転車レースゲーム。舞台はオーバルトラックなんだけど、なんとなくマイヨジョーヌとか、マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュとか言い出しちゃうのが悪い癖。プレイ中の盤面が、ほんとに、風景が見えてくるようでとても面白い。ミスオタ的には(お、ミスボドっぽい)近藤史恵「サクリファイス」を思い出す。だからそれもオーバルトラックが舞台じゃない。

ゲーム展開は先頭集団、第2集団とふたつができあがって、それぞれの中でスリップストリームを獲得する展開に。みんなして第2集団からスパートを狙っている緊張感が場を支配する。我がチームは1台が力尽きて周回遅れになる展開。のこり3台は先頭集団から第2集団につながる長いフォーメーション。

なんとかラストスパートで抜け出した2台がゴールして、合計46点で勝利。やったね。プレイ中みんなして、うまくいかねー! こいつはもうだめだー! とか言い続けてたのがサイコーに楽しかった。さすが。

 

・妖精奇譚

ひっさしぶりの妖精奇譚。好きすぎて、もうひとつの好きなゲームのセイルトゥインディアの箱に入れてたら、遊びそびれる事態が多発。なんのこっちゃ。

今回は基本のみで5人戦。インスト時に「ドラフトで~」「ハンドが~」とか用語を使ったのが反省点。そこから説明しないとね! 最初のラウンドは手がかりがないのだけれど、初めてのプレイヤーでもそのうちハンドの価値がわかってきたり、かわってきたりして、気づくさまがたのしかった。

結果は3位だったか。インスト勝ちなんてない。

 

モンスターメーカー

最後にモンスターメーカー5「ソフィア聖騎士団」を。こちらもリバイズド。

時間が足りなくて途中終了なのが残念。また次回。次回はこれに加えてモンスターメーカー2「ドラゴンバスター」を遊ぼう!

 

といったところで、また次回。