でっけぇ忘れ物を取りに来た。麻宮騎亜新連載「スペオペ!」

www.shonengahosha.co.jp

正式タイトルは「太陽系SF冒険大全 スペオペ!」。群がるじじぃどもを振り落としてエーテルリアクター全開で飛んで行って欲しい。アツい。いきなり金星編とタイトルをうっているのもアツい。太陽系七つの秘法までどれくらいだろう。

宇宙空間にエネルギー体エーテルが満ちている、あの宇宙が舞台。主人公は太陽系最大の取り扱い注意のお嬢様にして運び屋、オペラ。愛機フラジャイルを駆って今日も宇宙を駆け巡る。

第1話にして愛機は爆発炎上するけどな! ばんばんばばんばん! と話は倒れていって、あっというまにまた宇宙に。さっすがスペオペである。おもわせぶりなヒーローの船、宇宙海賊、そしてなによりまだ姿を見せない巨大な敵とか。楽しみが尽きない。

それにしても、でっけぇ忘れ物があったもんだ。それもコミックコンプに置き忘れてきたままだったか。

フッチカート狂の小唄

キミはすぐに「フッチカート」を遊ばなければならない。それくらい面白いゲームだ。発売が2017年なのかな。私はこの面白さに気づくまで2年かかった。その程度の感度で生きている。

ルールは、最初に配られる数の書かれた手札をすべて出し切ったらアガリでゲーム終了。おめでとう、キミが勝者だ。だが残念だが、手番が1周する間にキミより大きい数のカードが出されたら、キミの負けだ。オサラバ! そんなキミに朗報だ。すでに出ているカードと同じ数のカードをだせば謎の力が働き、あきらかに数が枚数倍になるのだ! 小さな数でもいっぱい集まれば大きな数になる。なるんだ、いいね。そして、そういう輩にまとめてお帰りいただく大きな数を出したときがもっとも愉しい。ベギラマ感がある。大きな数が手札にあるときはほくそ笑んでおこう。

 今年に入って6人で遊ぶ機会があり、それがあまりに面白かった。さらっと終わったので、もう1回とお願いしたくらい面白かった。この程度のゲームだったらすぐにもう1回あそべばいい。1インスト、1プレイなのだめだぞ。そういうとこやぞ。

いまとなっては、そこいらじゅうにもちこんで、虎視眈々と遊ぶ機会を狙っているので、あそんでやってください。よろこびます。できれば2回、3回と続けて。これをいいたいがためにえらい苦労したもんじゃわい。

やろう、フッチカート!

 

「空電の姫君」#4 かんそうぶん

第4話。月1連載ですからもう季節がめぐるなぁ。

今回はついに、あっというまに、再ライブに。

ライブハウスの対バンで、新しい好きなバンドにめぐり合えるとうれしい。途中で物販にCDを買いに行ったりとか。やってくれた曲が入っているかは賭けだったりしますけどね。DACEのベースの子がめちゃくちゃかっこよくて好みなんですが!

目当てのバンドのまでのどきどきする気持ちを思い出しました。今回はうまくやってくれ……! あと、マオちゃんは飛んだり、はねたり、腕を回したりしなくて、髪を解くだけでかっこいいから! と、はらはらしながら読みました。私は、誰目線で読んでいるんだ?

今回印象的だったのは最後のページの音符ですね。これまでこういう音の描き方がなかっただけに新鮮だったり、奇妙だったり。2回目の対バンだからかな。

はらはらさせるぜ。

evening.moae.jp

なかなか2話以降が読めませんね。無理なのか。1話のカラーがいつでも読めるのはうれしいんですけどね。

ではまた。

まんがでしか楽しめないマンガ大賞

www.mangataisho.com

というわけで、マンガ大賞は「彼方のアストラ」でした。受賞前に突然アニメ化が発表されたりとそういうアトモスフィアはあったように感じます。

読むと感じる違和感、ちょっとした疑問が終盤に丁寧に拾われていく構成はすばらしくおもしろく、また、それでいて伸びることなく完結している点も好ましいです。

と、まぁ、この手の投票モノについての議論については20年以上前にし尽くしたのでもういいです。ノミネートのマンガはちゃんとおもしろいです。

その上で、私がついでに紹介したいのは、この手の賞レースには出てこないだろうし、また、映像化もされないであろう、まんがでしか楽しめないマンガです。

comic.pixiv.net

www.cmoa.jp

mangahack.com

bookwalker.jp

単行本が出ていないもの、出ているもの、完結しているもの。

物語は興味深く、一見読みやすいのですが、扱っているテーマは普遍的な現実です。特別ではない。すぐ隣にある、異世界じゃない、私たちの暮らしていく、現実が舞台です。

伊坂幸太郎の「チルドレン」の一節「ああ、ボクはラッキーだ」を思い出します。

ナムコの「ワルキューレ」の変幻

www.facebook.com

 

 ミロのヴィーナスを眺めながら、彼女がこんなにも魅惑的であるためには、両腕を失っていなければならなかったのだと、僕は、ふと不思議な思いにとらわれたことがある。つまり、そこには、美術作品の運命という、制作者のあずかり知らぬ何物かも、微妙な協力をしているように思われてならなかったのである。
清岡卓行 「ミロのヴィーナス」 

 森岡さんのツイートをみて、清岡卓行の「ミロのヴィーナス」を思い出した。私の中では、ナムコワルキューレは続編が出ていないからこそ、特別な思い入れがあるからだ。大勢が同じ思いだと信じたい。

いまだに続編が出て欲しい気持ちはあるし、それと同じくらい出て欲しくない気持ちもある。たぶん、なにが出てもうれしいだろう。そして、面白いゲームなのかはもうわからない、評価したくない気持ちになるのがわかっている。めんどうくさいったらありゃしない。

それでも、やっぱり、新しい「ワルキューレ」の物語に触れたいと望んでいるのです。

「空電の姫君」#3 かんそうぶん

 

evening.moae.jp

第3話が先月末でした。細かいところを拾っておきます。

「あいつが帰ってきたぞ!」って展開が大好きです。そういえばお前そういう能力あったな、とかの気づきとかです。膝を打つ。

それではまた。

「ワンダンス」がヤバいので今すぐ読まないとヤバい

pocket.shonenmagazine.com

気づくのが遅れた。マガポケ/アフタヌーンで連載中の「ワンダンス」がめちゃくちゃ好みで面白くて、平たく言ってヤバい。特にタイトルがダサすぎてヤバい。そこがめっちゃかわいいんだけど。ヤバい。香気がすごい。伽羅なみ。ヤバい。