ナムコの「ワルキューレ」の変幻

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 ミロのヴィーナスを眺めながら、彼女がこんなにも魅惑的であるためには、両腕を失っていなければならなかったのだと、僕は、ふと不思議な思いにとらわれたことがある。つまり、そこには、美術作品の運命という、制作者のあずかり知らぬ何物かも、微妙な協力をしているように思われてならなかったのである。
清岡卓行 「ミロのヴィーナス」 

 森岡さんのツイートをみて、清岡卓行の「ミロのヴィーナス」を思い出した。私の中では、ナムコワルキューレは続編が出ていないからこそ、特別な思い入れがあるからだ。大勢が同じ思いだと信じたい。

いまだに続編が出て欲しい気持ちはあるし、それと同じくらい出て欲しくない気持ちもある。たぶん、なにが出てもうれしいだろう。そして、面白いゲームなのかはもうわからない、評価したくない気持ちになるのがわかっている。めんどうくさいったらありゃしない。

それでも、やっぱり、新しい「ワルキューレ」の物語に触れたいと望んでいるのです。