反芻をエンジョイ こないだのミスボド蒲田

もう先月か! ミスボドに行ってきました。たのしい。辛いときは楽しい記憶を反芻。だからブログを書いてます。

なによりの思い出は、その前の週の5/5にもミスボドが開催されてたので、時空がゆがんだ感じがしましたな。ハンドスピナーがやたら回ってたのも時空がゆがんだ理由の一つだと今は思ってます。

以下、遊んだゲームの感想とか。

 

・なつのたからもの

ついにこの季節が来た! 違和感なく「なつのたからもの」が遊べる季節だ!

というわけで、到着早々「なつのたからもの」。ルール説明をしてさくっとプレイ。終わってから、いつものように片づけてたんですが、初めてのプレイヤーさんが次はもうすこし巧くできそうな顔をしていたのが印象的で、「もう1回しますか」と2回目に。

2回目はそのプレイヤーさんが1位。軽いゲームはインストを「ある程度」にまとめてとっとと2回目を始めるのが面白いのだなと気づきでした。

 

・アロザ殺人事件

アナログゲームにはめずらしい「音ゲー」。殺人事件現場となるアロザホテルの屋上から各プレイヤー色のキューブを落として、殺人事件現場は何階か、他のプレイヤーは何階にいるのかを当てていく。当てられたプレイヤーは失点。自分自身のキューブを当てると失点回復。犯人が確定するまでこれを繰り返す。

ミスボドのように出入りの多いゲーム会で遊ぶと、これまた独特の楽しさが味わえる。それを拒否する人もいるだろうけど、今回あつまったプレイヤーはそれを楽しめる人たちばかりでよかった。

ゲーム終了がちょっとダレたかな、と。途中はとてもとても独特で楽しいのだけれど、ここのキレアジが鈍いかなー。今となってはだけど。今でも面白いけど。

 

・モテねば。

ひさびさにchocoxinaさんと時が重なって「モテねば。」。ちょこさんとプレイする「モテねば。」は超超楽しいので、ミスボドに参加の際はぜひお楽しみください。

結局1人の女の子に選ばれてゲーム終了。相変わらず、こう、現実の俺をえぐってくるゲームだな……。ちなみにちょこさんは3人の女の子に囲まれてました。さすが。

 

・落水邸物語

変態トリックテイキング。デザイナーが変態なので仕方なし。変態からは変態しか出てこないのだ。ディールされたカードをラウンド開始前に最終トリックからすべてプロットし終えてからラウンドを開始する。ラウンドは一瞬でざーっとながれて終わる。

判ってるプレイヤーばかりだったので、するっと流れて終わった感じ。あいかわらず、遊び終わった第一感が「なんだこれ」だったので、いつもの落水邸だった。

めちゃくちゃ面白いゲームなので、みんなにプレイしてほしい。そして「作ったやつ、絶対変態だー!」と言ってほしい。そういわれると喜ぶだろうから。あ、変態だ。

 

・クイビット

蛙ゲー。プレイヤーは蛙となって池の周りを飛び跳ねる。その一番前でゴールした蛙が勝利。移動はカードで行う。これは最初に全員が同じ構成のカードデッキを受け取る。次第に手札が減っていって、力尽きる。

2回続けて遊んで、2回目の途中で「あー!」と勝ち筋に気付いたものの、時すでに遅し。相変わらずゲームの理解が遅いなー、私。私なりに巧くやった。あれが限界。

 

・パレード

最後に遊んだゲームは「パレード」。「不思議の国のアリス」がモチーフの、カード取らないようにするハンドマネジメントゲーム。今回のプレイ中に思い出話をしたのだけれど、このゲームが発売された当時叩きに叩かれたよなー。あれはいったい何だったんだろう。なやみどころは一点集中で面白いし、パレードだし、モチーフもきれいだし、最後は賭けになったりするし。叩くところがないような気がしますが、当時はそんなもんか。「藪の中」もたたかれたもんな。多分、同人ゲームから商業プロダクツとなりえた嚆矢だったからしらん。

私が順調に下手プレイヤーを圧殺して1位でした。思う壺とはこのことか、と思える運のよさでした。運がよかっただけだよ、ほんとに。

 

事前に「リベルテ」を遊びたいとつぶやいたところ、もってきていただいたのですが、乗り遅れやらなんやらで、遊べずじまい。残念。なのに、私がいないところで遊ばれていたようです。つまりは地滑り的大敗。時節にあわせたゲームは、その時々で特別な体験の源泉になりますな。つまり、しばらくは「なつのたからもの」の季節だということなのです。最初に戻る。

ミスボドのゴールデンウィーク

昨日はおなじみのミスボドゴールデンウィーク版。副題「秋山さんと遊ぼう」でした。会場に到着したら秋山さんが「スペースアラート」を遊んでる最中だったはず。そのため受付は「田舎の野菜販売所」方式。会費をさい銭箱に入れる。無人ボードゲーム会なので、オープン会主催者のみなみなさまにおかれましては、今後の運営の参考になればと情報を共有する次第です。たぶん、参考になりません。

 ひっさしぶりにmikioさんに会いましたな。さすが連休。参加者が少ないような。さすが連休。会場がミスボド以外に使ってる組織がめっちゃすくない。さすが連休。蒲田駅の周りも人が少ないような。さすが連休。あと環八通りも車が少ないような。

好天に恵まれて、室内にこもって遊ぶボードゲームは格別です。なんだってちょっと悪いことをしているのが楽しいんですよ。ちょっとだけね。

以下プレイしたゲームの雑感。

・フッチカート

 フリーゼの新作。手札をなくしたプレイヤーが勝利。協力ゲームだったり、相乗りだったり、最後は運と読みだったりと、展開と選択肢が豊富で楽しい。

カードの背が弾幕なのはなぜなんだろう(勘違い)。

・モテねば

超大好きなゲーム。プレイヤーは高校三年間でいかにモテるかを競う。ラウンド開始時のモテパワードラフトが高校デビューを計画するようでもう楽しい。モテトレンド、ほかのプレイヤーのモテ戦略を見合わせて、自分のキャラクターを決めていく。そこはもう戦場なのだ……!

結局、勝ったのは三年間1人の女の子といい雰囲気だったザリオンさんの勝利。私に至っては、ザリオンさんが1年で得たモテポイントに3年かかったので、モテないはずだ。ゲームの中ですら!

あと、このゲームを遊ぶたびに、きたがわ翔の「ときめきメモリアル」評の「高校3年間童貞だってことか! クソだな!」を思い出す。

・電力会社カードゲーム

フリーゼの新作。おなじみ「電力会社」のカードゲーム版。ボードが必要なパワーグリッド構築部分をばっさり切り捨てたデザイン。安く発電所を競りおとし、安く燃料を購入するのが目的となる。燃料の購入衝突がメインのため、風力発電所がかなり有力なんですよね、たぶん。

今回は5人戦。プレイヤー間で発電所の種類があんまりかぶらず、資源が買えない、不当に高いなんて展開があまりなかったような。1回だけ市場に天然ガスがまったく補充されなかったラウンドがあったかな。

勝利点は最終ラウンドの発電力。ルールブックを読んだ時からここだけ疑問だったのだけれど、「電力会社」ボードゲームでも、勝利判定は最終ラウンドの電力供給都市数だったなと思い出した。また、このすべての判断が最終ラウンドでの勝敗決定に収束するのがフリーゼのデザインの特徴、クセなんだなと、思い至った次第。そのため終了条件が規定ラウンド数でないゲームが多いな、とも。

この内容で、安ければ2000円で買える。「グレンモア」並みのお買い得感。

 ・ノブナガ

大好きなんですよね「ノブナガ」。プレイヤーは信長の家臣となり戦功を競う。なのだけれど信長も競ってくる。プレイヤーは協力して信長の得点を阻害し、しかし、出し抜いて得点しなければならない。

今回は5人戦。手札が5枚なので、かならず1枚出せる信長が超強い。結局信長勝利となった。このゲームは4人がちょうどいいよなー。

 

そうそう。ボードゲームで遊んでいると、ときどき遠くから歓声が聞こえた。「格付けチェック」の歓声だ。それが気候とあいまって、ずっと心地よかった。

 

ではまた。

先月、ゲームの電撃祭春に行ったんだよ

3月12日に行われたゲームの電撃感謝祭を見に行った。タイトルの通り「ゲーム」の電撃のため、電撃文庫関連展示はほとんどなし。ゲーム、アニメに展開中の小説シリーズだけが扱われてた。「ゲーム、アニメの原作を書いてるんじゃねーんだよ!」と言いたくなる気持ちもわかる。以前の電撃祭でサンプルとして文庫と漫画が展示されていたのだけれど、みんな漫画を読んでたもんなぁ。展示にふれる短い時間なら漫画のほうが展開が早いだろうとはおもうので、これは企画のミスのようにも感じた。とはいえ、文庫の展示だと本それ自体を置くのは正解のようにも思う。

今回はタイトルからしてゲームの電撃感謝祭なので、やっと需給の意思の統一が見られたのではないだろうか。文庫そのもの、本に関する展示がなかったので、私の興味は刺激されなかったけど。

そして、それがこの日記の遅さの原因だ。

特に書くことがなかった。秋山瑞人の色紙展示もなかった。

2010年のクリエイターたちへ 第58回「ミスボド蒲田」雑記

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2/11はミスボドでした。祝日はやる気出せ。

モンスターメーカーを遊びたかったんですよね、今回。ボードゲームアーカイブスのようなもので、プレイしていると今この瞬間の楽しさだけではなくて、モンスターメーカーばかり毎日毎日遊んでた「あの日」の楽しさが再生される感覚が、このゲームを特別にする。同じようにあの時遊んだ人たちは大勢いて、その時はお互い違う場所だったのに、同じように楽しんだ話を今聞くのはとてもとても面白い。選択肢が少なく、ひとつひとつのゲームを遊び続けた時間だったのだと思う。

今回、モンスターメーカーを初めての人とも遊べて、なんというか、「伝えた」感覚も面白かった。これは古いゲームの特権じゃなかろうか。

そしてゲームデザイナーは偉大だなー、と改めて思った次第。30年前につくった「面白い」が、ちゃんと今でも面白い。そのうえ30年の時間をかけた人それぞれのおもしろさも積み重なっていくんだなぁ。そこまでデザインなんだろう。

といういつもの、前座から遊んだゲームのできたての思い出を。

 

・なつのたからもの

2016年もっとも繰り返し遊んだゲームを、まだ遊ぶ。「またやってる」と言われてサイコーに楽しい。カードの背のイラストが好きなんですよね。切り絵のような入道雲。カードイラストのような「夏」は、今はもうない、のだけれど、誰もが知ってる風景なのが奇妙に面白い。

2ゲーム遊んで、そこそこの得点。運ゲーだからな!

 

モンスターメーカー

初代モンスターメーカーのリバイズド版。ルールインストで細かい箇所を説明間違いに気付いてルールブックを確認すること数度。あれはハウスルールだったのか! といまさらながらに気付かされる始末。

なんとかかんとか宝物を手に入れたものの、帰り道でドラゴンに遭遇して帰れずじまい。「風来のシレン」かよ。

 

・モスクワ冬将軍

モンスターメーカーのルール(細かい指摘はいいんだよ!)のバルバロッサ作戦。ゲームは6月から始まり12月まで。それまでにプレイヤーは800キロ先のモスクワ陥落を目指す。時間が進むとどんどんドイツ軍に厳しくなっていく。ここに冬将軍がいる。

今回はカード運から10月まで一瞬で流れ去り、あっというまにドイツ軍は不利に。途中現れる赤軍にちっとも勝てやしない。モスクワの到着したプレイヤーが2名いたのだけれど、モスクワへの攻撃はかなわず。全員敗北でゲーム終了。私はモスクワまであと30キロでした。史実はあと8キロだったかな。やはり遠い。

 

・マンマミーア!

三国同盟のためピザのゲームを(嘘)。5人プレイだったのだけど、インスト不要だったのがさすがマンマミーア。プラスだと6人であそべるのだけれど、あれは……、との話を聞いてちょっと笑った。ボードゲームの拡張ってむつかしいなぁ。

2ラウンド目最後のプレイで、素材カードではなくレシピカードをドローしたのが勝因で、5点で1位。+15のピザをぶっこむのはやめてほしい。

 

・ブレイキングアウェイ

めっちゃおもろい自転車レースゲーム。舞台はオーバルトラックなんだけど、なんとなくマイヨジョーヌとか、マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュとか言い出しちゃうのが悪い癖。プレイ中の盤面が、ほんとに、風景が見えてくるようでとても面白い。ミスオタ的には(お、ミスボドっぽい)近藤史恵「サクリファイス」を思い出す。だからそれもオーバルトラックが舞台じゃない。

ゲーム展開は先頭集団、第2集団とふたつができあがって、それぞれの中でスリップストリームを獲得する展開に。みんなして第2集団からスパートを狙っている緊張感が場を支配する。我がチームは1台が力尽きて周回遅れになる展開。のこり3台は先頭集団から第2集団につながる長いフォーメーション。

なんとかラストスパートで抜け出した2台がゴールして、合計46点で勝利。やったね。プレイ中みんなして、うまくいかねー! こいつはもうだめだー! とか言い続けてたのがサイコーに楽しかった。さすが。

 

・妖精奇譚

ひっさしぶりの妖精奇譚。好きすぎて、もうひとつの好きなゲームのセイルトゥインディアの箱に入れてたら、遊びそびれる事態が多発。なんのこっちゃ。

今回は基本のみで5人戦。インスト時に「ドラフトで~」「ハンドが~」とか用語を使ったのが反省点。そこから説明しないとね! 最初のラウンドは手がかりがないのだけれど、初めてのプレイヤーでもそのうちハンドの価値がわかってきたり、かわってきたりして、気づくさまがたのしかった。

結果は3位だったか。インスト勝ちなんてない。

 

モンスターメーカー

最後にモンスターメーカー5「ソフィア聖騎士団」を。こちらもリバイズド。

時間が足りなくて途中終了なのが残念。また次回。次回はこれに加えてモンスターメーカー2「ドラゴンバスター」を遊ぼう!

 

といったところで、また次回。

年末バトルガレッガ大整理PRO-68K

12月は書き忘れ。

バトルガレッガはプレミアムを購入。インストールして、3モードとも遊んだのだけれど、すごすごとスーパーイージーで1か月すごしてました。で、正月明けにプレミアムモードに戻ってみたところ、ステージ6まで進めたので、ガレッガ養成ギプスを体感できました。シューティングライザップ。6面でのウソ避けスキルが上達しました。

で、それよりなにより。プレミアム同梱のブックレットを読んでまた焼かれました。ガレッガナイトに続いて。サウンド関連のページが多いのだけれど、MDX、X68000などなど。やっぱりあのMDXがいろいろ縁を産んでるんだなぁ、と。サウンドドライバ関連の言及が多くて興味深かった。やっぱりサウンドドライバはプログラミングの極北というか、ずっと憧れなんですよね、やっぱり。サウンドドライバを書ける人ってかっこいいですよねぇ。開発中にサウンド担当からの要求でサウンドドライバを改良していくとかあこがれます。

昨年は8月からずっとガレッガネタが続いて、いろいろ思い出す半年でした。

で。

この年末年始は久しぶりに帰省できたので、毎回同様に風通しを兼ねてX68000を起動させたのですが、通電するものの起動せず。ついにかー。3年前は動いたのになー。ついにかー。うーん、そうかー、と寂しくなったりしました。仕方ないので気分を切り替えて、まーきゅりー、MIDIボード、メモリボードをひっこぬいて、これだけ売却してきました。必要な人に届きますように。なんというか、昨年末の齋藤彰良さんの遺品整理にツイートを見て、いろいろ感じたのも理由でした。なるべく、いろんなものを手放していこうと思ってます。動くうちに。

ライトノベル読書会にいった

 11/27に開催されたライトノベル読書会に参加しました。はじめて!

テーマは「ランキング企画から見る今年のおさらい」。直前に発売された「このラノ2017」を教科書に座談会でした。座談会! 自分の言葉が通じる人たちの場にいることの心地よさを堪能してきました。

詳しくは以下で(雑)。

togetter.com

 

終わって、今、思うことをつらつらと。

  • 結果は「このラノ」前に実施されている様々なインターネットランキング企画から予想されたとおりだったかな。
  • インターネット投票1位の「とある魔術」が総合3位。「とある」は協力者票ゼロ。毎年だけれど。
  • りゅうおうのおしごと!」はぶっちぎりで1位。協力者ランキング1位がそのまま1位に。これでどうこうの意見も見かけるけど、門戸のひらかれているインターネット投票と併せて参加者が800人いない。8000人くらいは参加してほしい。
  • 「投票される」本があるような気がした。逆に「好きなんだけど、投票するとなると違う」みたいな本もある。この辺の投票者の「やっかいな心理」はおもしろい(ひとごと)。私は好きな本を投票しましたよ。
  • アニメにまでされてランキングに姿がみえない本と、年度代表馬みたいな本とに分かれる現象が印象的だった。ヘスティアとかレムラムみたいに象徴的な存在があると選ばれるんだろうか。
  • 動揺にあれだけ「なろう」「異世界」ものが発売されているのに、文庫ランキングにはほとんど出てこなかったのも。四六判と読者層が違うとは本誌巻末に整理されていたけれど、ランキングに明確に出たかな(ひとごと)。
  • 読書会には「読みたい」人が参加してほしいなぁ。読んでないから参加しづらい、とか、行ってみたいけど、みたいなのはもったいない。気になる本を挙げると、誰か読んでるので、むしろこれから読む人には便利。私もいっぱい気になる本を教えてもらいました。
  • そういう思いの反面、参加者に中の人がいてビビる。さすが。東京怖い。
  • 意識しないとすぐにライトノベル老人会になるの注意しないと。
  • 私の2016年のニュースはラノベ天狗にブロックされたことでした。
  • 鳥貴族すごい。

来年は協力者に選ばれるようにいっぱい読みます!(ゲス)

ではまた。

講談社タイガ 一周年記念イベントにいった

11/23日に新宿紀伊国屋で開催された講談社タイガ一周年記念イベントに参加したので、つらつらと。ところで紀伊国屋は「紀伊」で「き」なんですかね。「きいのくに」が訛化したんでしょうけど。

イベント内容は作家4名と編集者によるトークショー、謎の余興、サイン会の3部構成でした。

トークショーは編集からの質問にスケッチブックをつかって回答する方式。衝立がないので作家陣が回答を先にみて笑ってしまう展開。「青崎先生はイラストでお答えください」とかむちゃくちゃでした。席順から似鳥鶏さんから回答するのだけれど、いきなりハイブローぶっこまれる場面が目立った。さすが。

印象的だったのは「トリックにおいて重視する要素は?」との質問に似鳥さんの回答で「新奇性」と。なるほど新奇性。なるほど。

1時間のトークショーの後は謎の余興。ここがイベントの山場。内容は似鳥さんのミステリ紙芝居と、相沢沙呼さんの奇術。と、ここで、観覧席の作家を紹介に。野良。

タレーランの岡崎琢磨さん、スープ屋さんの友井羊さん、年度代表馬知念実希人さん。あとから調べたら三田誠さんもお見えだったようです。

オリコン1位!」「タレーラン!」などなど岡崎さんのあつかいが雑だったのが印象的でした。なんつーか、前の綾崎準さんともども、オシャレな物語を書く作家は、みなりもオシャレなんだと衝撃を受けました。

紙芝居とか奇術とか、今後のイベントでも続けるんですかね。なんか、めっちゃハードルが上がったような気がするんですか。

紙芝居は似鳥さんが5役をこなす熱演でした。芸の多い人だ……。

そのあとはサイン会に。青崎さんのところに「今日のために札幌から来ました!」という人が。その人が出した本がイラスト入りで、市販でイラスト入りは1冊だけのあたりだとかなんとか。すげー! 愛は世界を変えるな!

私は数年越しに、講談社Brith版「浜村渚の計算ノート」にサインをいただけました。いっぱい読んだなー、Birth。なんつーか「まけるか!」と思って読んでましたな、Birth。

編集会議ともども、今後も開催されるのを願ってやみません。小説偏愛者は作家偏愛者でもあると思うのですよ。