ライトノベル読書会にいった

 11/27に開催されたライトノベル読書会に参加しました。はじめて!

テーマは「ランキング企画から見る今年のおさらい」。直前に発売された「このラノ2017」を教科書に座談会でした。座談会! 自分の言葉が通じる人たちの場にいることの心地よさを堪能してきました。

詳しくは以下で(雑)。

togetter.com

 

終わって、今、思うことをつらつらと。

  • 結果は「このラノ」前に実施されている様々なインターネットランキング企画から予想されたとおりだったかな。
  • インターネット投票1位の「とある魔術」が総合3位。「とある」は協力者票ゼロ。毎年だけれど。
  • りゅうおうのおしごと!」はぶっちぎりで1位。協力者ランキング1位がそのまま1位に。これでどうこうの意見も見かけるけど、門戸のひらかれているインターネット投票と併せて参加者が800人いない。8000人くらいは参加してほしい。
  • 「投票される」本があるような気がした。逆に「好きなんだけど、投票するとなると違う」みたいな本もある。この辺の投票者の「やっかいな心理」はおもしろい(ひとごと)。私は好きな本を投票しましたよ。
  • アニメにまでされてランキングに姿がみえない本と、年度代表馬みたいな本とに分かれる現象が印象的だった。ヘスティアとかレムラムみたいに象徴的な存在があると選ばれるんだろうか。
  • 動揺にあれだけ「なろう」「異世界」ものが発売されているのに、文庫ランキングにはほとんど出てこなかったのも。四六判と読者層が違うとは本誌巻末に整理されていたけれど、ランキングに明確に出たかな(ひとごと)。
  • 読書会には「読みたい」人が参加してほしいなぁ。読んでないから参加しづらい、とか、行ってみたいけど、みたいなのはもったいない。気になる本を挙げると、誰か読んでるので、むしろこれから読む人には便利。私もいっぱい気になる本を教えてもらいました。
  • そういう思いの反面、参加者に中の人がいてビビる。さすが。東京怖い。
  • 意識しないとすぐにライトノベル老人会になるの注意しないと。
  • 私の2016年のニュースはラノベ天狗にブロックされたことでした。
  • 鳥貴族すごい。

来年は協力者に選ばれるようにいっぱい読みます!(ゲス)

ではまた。

講談社タイガ 一周年記念イベントにいった

11/23日に新宿紀伊国屋で開催された講談社タイガ一周年記念イベントに参加したので、つらつらと。ところで紀伊国屋は「紀伊」で「き」なんですかね。「きいのくに」が訛化したんでしょうけど。

イベント内容は作家4名と編集者によるトークショー、謎の余興、サイン会の3部構成でした。

トークショーは編集からの質問にスケッチブックをつかって回答する方式。衝立がないので作家陣が回答を先にみて笑ってしまう展開。「青崎先生はイラストでお答えください」とかむちゃくちゃでした。席順から似鳥鶏さんから回答するのだけれど、いきなりハイブローぶっこまれる場面が目立った。さすが。

印象的だったのは「トリックにおいて重視する要素は?」との質問に似鳥さんの回答で「新奇性」と。なるほど新奇性。なるほど。

1時間のトークショーの後は謎の余興。ここがイベントの山場。内容は似鳥さんのミステリ紙芝居と、相沢沙呼さんの奇術。と、ここで、観覧席の作家を紹介に。野良。

タレーランの岡崎琢磨さん、スープ屋さんの友井羊さん、年度代表馬知念実希人さん。あとから調べたら三田誠さんもお見えだったようです。

オリコン1位!」「タレーラン!」などなど岡崎さんのあつかいが雑だったのが印象的でした。なんつーか、前の綾崎準さんともども、オシャレな物語を書く作家は、みなりもオシャレなんだと衝撃を受けました。

紙芝居とか奇術とか、今後のイベントでも続けるんですかね。なんか、めっちゃハードルが上がったような気がするんですか。

紙芝居は似鳥さんが5役をこなす熱演でした。芸の多い人だ……。

そのあとはサイン会に。青崎さんのところに「今日のために札幌から来ました!」という人が。その人が出した本がイラスト入りで、市販でイラスト入りは1冊だけのあたりだとかなんとか。すげー! 愛は世界を変えるな!

私は数年越しに、講談社Brith版「浜村渚の計算ノート」にサインをいただけました。いっぱい読んだなー、Birth。なんつーか「まけるか!」と思って読んでましたな、Birth。

編集会議ともども、今後も開催されるのを願ってやみません。小説偏愛者は作家偏愛者でもあると思うのですよ。

ゲームレジェンドに行った

今日はゲームレジェンドに。レトロゲームの同人イベントだ。

私にとってレトロゲームとは懐古ではない。忘れものだ。当時にあそび損ねたゲームをいま、取り返している。つまりそれは私にとって自己の回復であり、不遇であった青年期を以下略。

事前に前回までの情報をしらべて「こりゃ開場したくらいにつきゃいいんじゃね」と結論を出した統合作戦本部であったが、あにはからんや、入場待ち列形成と相成り出遅れ感満喫。

参加者を見まわしていると、往年のゲームキッズたちばかりで安心した。ファミ通の「俺たちのレトロゲーム」を見て驚かされる回があるからねー。人によってレトロゲームの範囲が違うとつくづく思うんよ。思い出のゲームだったり、現行機以外が対象範囲だったり。その範囲に驚かされる、というだけです。最初に触ったゲーム機が範囲の起点ですからね。

入場待ち、とはいえ10分程度で会場へ。

おどろいたね、ドラクエIV第二章の闘技場を思い出させる人の数。歩くのがむつかしい。QWOPかよ。ともあれ、なんとか入り口から1周回って、その後購入のためにもう1周。2周で1時間くらいかな。それくらいの広さ。X68000が動いててうれしかった。普及したのはACEだよなー。灰色の。会場ではACEとXVIを見かけた。やっぱり、いまだにかっこいいよXVI。なんだろうか、あのかっこよさ。68版アフターバーナー+コントローラーのプレイアブル出展に心が躍った。当時は全然だめだったなー。ボーナスステージまでいければ調子よかったくらい。あと、アフターバーナーの思い出と言えば、クレイドル筐体がおかれていたのが、地元で有名なヤクザが経営しているゲームセンターで、遊びに行くのに覚悟がいったんだよなー。ゲーセンの入り口に黒の自動車が横づけして、それを大勢の黒服が並んで出迎えてる現場に鉢合わせたことあったなぁ。どんなゲームセンターなんだよ。難易度高すぎるだろ。

感じたのが、こういうゲーム系イベントでの同人誌の魅力の薄さ。自分にとってレトロゲームについて語ること、語りたいことって、経験じゃなくて、ゲームそのものの中身、当時の話で、具体例として最近公開された、エムツーパワードリフト3Dをもとにした鈴木裕さんへのインタビュー記事なんですよね。

同人誌を出しているスペースの参加者をみると、なるほど若い。いま、まさにゲームについて語りたいのだろう。ただ、もう会場の往年のゲームキッズたちは語りつくした後なんだよなー。このミスマッチをなんとか完結する方法ないもんだろうか。いっそ同人誌じゃなくて「●●について語りたい」と称して、スペースには関連資料だけ並べて、なにも売らず、ほんとに、ただただ参加者と語りあうだけの出展とか。もしかすると、中の人に会えるかもなんて期待もできるし。

閑話休題

結果、CDいくつかと、キーホルダーを購入してイベント終了でした。「ギャラガ88」がいまだに最新作みたいなんだけど「88」だと改めて感じたイベントだった。30年くらいまえじゃん。できればG.I.M.I.Cで出展してみたい。G.I.M.I.Cなかったな、そういえば。

 

以下、いつものならいで雑に写真を並べておしまい。

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ファンタジア文庫感謝祭2016に行った

昨日秋葉原で開催された「富士見ファンタジア文庫感謝祭2016」に行った。

会場に着いた頃には大型バッグ配布が終わっていて、人が持っているそれから「ゲーマーズ!」アニメ化を知る。知ってた速報。ぜひ「こっち」ではなく、「あっち」のゲーマーズをアニメ化してほしいものです。

そのまま一通り見て回る。地階が学園風の展示に。ヒロイン、女性キャラクターしか展示がないなー、と電撃の時にも思ったことをまた思う。「更衣室」では、自分がロッカーに隠れているシチュエーションを模しており、薄暗いところからスリット越しにのぞける趣向。これはビッグビジネスの予感! 展示内容は既存絵のパネルだったような。ただ、スリット越しに見る、よくある状況から楽しめるのは面白かった。

そのあとは生徒会長選挙(ヒロイン人気投票)結果発表。リナ・インバースが勝者だったんだけど、それでいいのか。主たる読者層はどこなんだ。もしかしてファンタジアにはおっさんしかいないのか。私は毎回森田ゆかりに投票していましたが。泡沫。勝利者インタビューという態で神坂一さんのメッセージがホワイトボードに書き添えられていました。なるほど、それなら価値がある。生きてた。そういえば色紙展示にあらいずみるいさんのそれもあったような。御年50歳。でもスレイヤーズは26年前なのです。

ひととおり見終わり、地上に戻るとすっげぇ行列ができてる。何ぞと思ったらイベント入場列。あー、そういえば、ファンタジアは当日入場だったなー。雨じゃなくて良かった(ハイパーひとごと)。

並んでる人を見ると、ぼつぼつ文庫を読んでる人がいる。あー、この雰囲気、電撃にはなかったなー、と気づいた。ファンタジア文庫を読んでる人が参加しているんだな、と。思い出してみると、自分がいたときはちょうど葵せきなさんサイン会開始らしく、拍手が聞こえていた。一部のサイン会が同じ会場で開催しているんですよね、このイベント。電撃は全部別会場で、言ってみれば「読んでる人」はそっちにいってるだなと思い至った。同じ会場でまとまってる雰囲気(?)のよさ。メインステージ司会は赤ジャージ、青ジャージ、担当編集さん、編集長まで登場と雰囲気のよさはこういうところから出てくるのかな。

ゲーマーズ!」のアニメ、期待してます。以下、雑に写真を張り付けておしまい。

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講談社タイガ 緊急編集会議~その名はタイガーリリィ~

20日に開催された講談社タイガの緊急編集会議に参加した。イベント参加当選のメールを見て驚いた。すっかり忘れてたよ。

場所はなんと講談社本社会議室。もうこれだけで大興奮。あの講談社の中に! 

はてさて、イベントは2部構成。この辺はtogetterのまとめがくわしい。

togetter.com

 

参加者30人で、5人ずつのグループにわかれる。そこにタイガ編集社さんが加わって6人でディスカッション開始。まずは自己紹介から。聞いてみれば、名古屋から夜行バスで参加された方が。愛ですね、愛。みんなまぶしかったのだけれど、作家志望の彼がとりわけまぶしかったなー。ゲストの綾崎隼さんの大ファン、「ノーブルチルドレン」で人生が変わった、とまで。そういう本に出合えるのってほんと、素敵でまぶしい。うおっ、まぶしっ。

いやー、テーマそっちのけで、本とか小説の話ばっかりしてましたな。「人狼城」についてなんて20年ぶり位に話したよ。ニフティサーブのはなしとか。

途中、編集さんから「電子書籍は読みます?」と市場調査っぽい質問。

字の大きさが変えられるので、好きなんですよね、電子書籍。タイガはちょっと大きく感じて、読みにくいんですよねー。

と答えると、なんとタイガの文字サイズは講談社文庫と同じだとのこと。うーん、タイガのほうが大きく思えるなぁ。新潮文庫の大きすぎ、と言ったら、一人だけ同意してくれました。ありがとう。編集さんからは「ラノベは小さいんですよねー」と。ああ、客層に合わせてるんだな、と得心した次第。「これから先、文字サイズは大きくなる一方ですねー」とか。大きいと読みやすい? 昔の創元みたいにまっくろなのが好きなんですが、自分だってこの先大きいのがよくなっていくんだろうなー、と絶望していました。

ディスカッションのテーマは「可愛い書店員さんの特徴を考えよう」。

いくつか案を決めて、第二部の綾崎隼先生、野崎まど先生の前で発表する流れ。

綾崎隼先生は綾崎隼先生っぽい方で、野崎まど先生は野崎まど先生っぽかったです。なにより心象的だったのが野崎まど先生の声のかっこよさ! 紙じゃ伝わらない! あと綾崎先生がずっと脇腹を抑えてるのが不思議でした。

で、発表に。自分の卓が1番手だったのだけれど、その後の発表を聞いて申し訳ない気分に。そっちかー、と。飛ばしすぎだろ、この卓。

発表後はトークショー。作家の友人はいますか、との質問に綾崎先生が「電撃受賞同期は会いますね」との回答に「あー、精霊三国志の続き読みたかったなー」と思ってました。

と、愉しい夜でした。11/23日のサイン会の整理券ももらえたので、またの機会に。

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秋葉原で実施されたバトルガレッガPS4版のロケテ(?)に最終日にすべりこんできた。

Heyの入り口には新ポスター、入ってエスカレーターを上がってすぐ右に筐体が。まずなにより音がいい。電源スイッチやら連射スイッチやらが搭載されているのは、当時に力を入れていたゲーセンではやってたと聞いている仕様。

稼働当時は地元にまったく導入されなくって、サターン版しかプレイしたことないよね。エスプガルーダはそっこら中のゲーセンにあったのになぁ(同時期じゃないけど)。

最終日とは言えども、平日の昼間だったのでプレイ待ちは結局私だけ、スパっていたのも2人だったかなぁ。到着時は女性2人がプレイ中。詳しい人が、初めての人に教えている雰囲気。これは、もしかして、とおもったらそうでした。なるほど。

で、いつものとおりアイアンマッケレルで出陣して、3面までたどり着くいつのも結果でした。ぽてちん。

サターン版のいちづけってよくわかんないよなー、と20年ぶりの疑問を感じたなぁ。オブジェクトが多すぎての処理落ちはないし、BGMはオリジナルもステレオ化。と書いてて思ったけど、たぶん、当時公開された謎のMDXもステレオだったような。MDXがMMLのパンがあったからステレオは当たり前か。謎のMDX公開のいきさつはニコニコ大百科に記載があるのだけれど、出展は知らない。

サターン版は処理落ちがないのが、ここにちょいと謎を含んでる。そこかしこで処理が重くなる(厳密には落ちてない)のだけれど、これは基盤の性能上仕方がないことであって、本来はサターン版のように処理されると期待されていたのだろうか。現実としては、重くなることを前提にして攻略手順が構築されたのだから、今回のPS4版ではちゃんと落ちるのだけれど、それもなー、と思わないでもなかった。「烈火」のちらつきがゲーム性に含まれてる感もあるので、「ガレッガ」でもそこまで含めてデザイン、設計の範疇なのかな、と疑問は感じる次第。

あとはなんといっても、画面/グラフィックが見やすいのがうれしかった。HeyにはPCB版バトルガレッガも稼働してるのだけれど、やっぱりにじむのよね、表示が。くっくりしっかりはっきり見えるので、針弾だって、前よりは見づらくないような気がする。気がするだけかもしれん。やっぱり見づらいとは思ったから。

私の次のプレイヤーがみごとクリアーされたのを見届けたので、大満足でした。

フィーバロンも実施するんかなー。「鋳薔薇」はPS4版がでないかなー。そしてなにより新作がでてほしいなー。と祈念して終わります。

電撃文庫 秋の祭典2016に行った話。

もう、先週。電撃文庫の秋の祭典に行った。今回はなにひとつ観覧券がなかったので、当日入場整理券配布のクリエイターの宴を狙って朝早くから秋葉原に。現地に向かう電車内で「ぜかまし」のアニメ化を知る。これは楽しみ。同じく春からエロマンガ先生もアニメ化。え? ずらさないの?

という感じで秋葉原に到着すると、ちょうどメインステージで「ぜかまし」アニメ化を発表してるところ。三木一馬さんは今回はここだけなのね。フリーになるとネクタイしなくていいのか、と妙なところに目が行った。

このメインステージイベントを見ていたのだけれど、そのアニメ化発表の最後に「原作もぜひチェックしてみてくださいねー!」との、いつもの、めずらしくもない一言が印象に残った。

電撃文庫の祭典ではあるけれど、もう電撃文庫を読んでる人は少ないのだろう。それが判っているから先のコールなのではないだろうか。となると、今「電撃」ブランドの中心は何なのだろう、と疑問がわいた。私にしてみれば「電撃」は電撃文庫を指すのだけれど、それは少数派で、アニメ化されてやっと大勢が読むのだろう。

今回は作家の色紙展示がなかったことと、他の叢書だと今年くらいから人気シリーズを手掛ける作家が、並行して新しいシリーズを始めたのが目立ったことがつながったように思えた。読者が作家で買う本を選んでいるから、並行してシリーズを始める戦略が選択できるのではないだろうか。

電撃文庫だと人気シリーズが読まれるのだけれど、その作家が並行してシリーズを手掛ける事例があまりない。あっても、あんまり読まれてないように感じる。一例を引くと、佐島勤さんの「劣等生」と「ドウルマスターズ」の読書メーターの読了数があまりに違いすぎるのとか。

そんなことをぼんやり思いながら、クリエイターの宴整理券を無事入手。掲示された残数ボードを見ると、声優が出演するステージはもう整理券がない。うーん。こういうところ。クリエイターの宴にはあの岸田メルさんが出てるんだよ?

で、はじまったクリエイターの宴。開始早々「三木さんなら~」とぶっこむ聴猫芝居さんがかっこよかった。そういえば湯浅編集長はなんにも出てないな、とゲスなことを思った。そして案の定ぐだぐだ展開でサイコー。司会の平井さんがバックで岸田メルさんにめっちゃ説教されてそう。そんな緊張感を感じました。

そのあとは展示を見て終了。キャッチコピー大賞に「イリヤの空」ってどうなんだろう。ちょっと前の電撃文庫マガジンにも、イリヤの新規絵あったしなぁ。去年は缶バッジにもなってたし。ほそぼそと売れ続けているのだろうか。遅れてないのか。2008年、2012年と4年ごとに新刊が出ていたのに今年は出なかったのだが……。

というところで。