「すずめの戸締り」と

映画「すずめの戸締り」を見た。

 

見終わった最初の感想が「いい映画なんだろうなぁ」だった。確かにラストに続くシーンを泣きながら見ていた。理由なく泣けた。いや、理由はある。ただそれは誰にも言えない。

映画は、始まって数分でもう面白いし、ものっそい速さで、あっという間に東京破壊衝動へと突き進んでゆく展開は痛快だった。

「天気の子」はどうしようもなく世界をめちゃくちゃにした物語だったけれども、「すずめの戸締り」は、数人以外にはなにも起こっていない。いや、そうではなくて、現実で起こった後の「戸締り」についての物語なわけで、このあたりの地続きさについて、なにかを言うのをためらってしまうからか。

 

あと、もう、たぶん、フリーク向けの埋め込まれた情報を一切拾えていないから、拗ねてるんだろうな。面倒くさい人だ。

そして、その私は、パンフレットの最後のスタッフ一覧の文字が小さすぎて読めなくなっていました。