冬目景「百木田家の古書暮らし」1巻がでたよ

冬目景「百木田家の古書暮らし」第1巻が発売されました。連載開始からこれまで休載は単行本作業のための1回だけ!

 

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内容は……すでに単行本がみなさまの手元にありますので、そちらに譲ります。なんと今回は応募者全員にあたるプレゼント企画が! 掲載誌表紙も飾り、巻頭カラー、センターカラーとカラーページも多数掲載されましたからなー。

とにかく、この本は顔がいいんですよ。

カバーの紙がよい。名前を知らないのが悔やまれる。PP紙ではなく、わずかにおうとつの手触りのある紙です。光沢紙でもないため、明るい場所で見てもカバーイラストがしっかり読めます。カバー袖には、蔵書印と書店票がデザインされているのも見逃せません。本体の表紙も独特の赤。そこにタイトルのみのデザイン。カバー下もかっこいい。目次も袖に。なので見返しなしで、表紙の次が総扉となるんですよ、もう本文。装丁かっこよすぎませんか。装丁担当はまるか工房。一切情報なし! 「新しいコミックスのデザイン」での取材が期待されます。1点、どうしようもないのが裏表紙のバーコード。こればっかりは講談社コミックスでもないとどうしようもないですね。シュリンクにバーコードをつけている講談社はえらい。記憶では、このバーコードが最初につけられた本が二階堂黎人「地獄の奇術師」だったはず。この本の裏表紙はバーコード部分を考慮した装丁画になっています。

 

と、ビブリオフィリアっぽい喜びを満たせる書籍ですので、ぜひお手元に。内容はもちろん折り紙つきです。