「創竜伝」を「このラノ」に投票したかったのに、臆病な私はできなかった後悔
「創竜伝」が完結したんですよ。で、これは今年の「このラノ」に投票していいのか、ちょっと悩んで、対象リストになかったので、選外としたのですが、なんかやっぱり忸怩たる思いというか、頭かおなかのどこかにずっとのこったままなので、ここに書き記そうかと考えた次第です。便利なの世の中。
何年つきあいましたかね、創竜伝。最初の新書でブームになって、そのあと文庫で再ブームになったような記憶。で、そのあと「アルスラーン」「マリみて」みたいに、どこまで読んだかわからん書棚に入ってしまって、以後出たら読むけれども、前の話を覚えてないし「出たら」の情報キャッチが遅いので、出てすぐ読むわけでもなし。レイニーブルー。最初の新書は、まだ講談社ノベルスのデザインが初期で、カバーそでに、既刊紹介があったんですよね。既刊紹介はほんと大切です。次の読むのを探すのに使うので。今はもうそんなこと言ってる場合じゃないですが。
というわけで、終わった終わった創竜伝でした。「最終巻を書いてるだと?!」「書き終わっただと?!」「出版予定に記載されただと!?」「発売されただと?!」と出るまで信じられなかったですが、結局ほんとに出版されて、買って、積んでました。The美学。ノベルスも文庫も既刊は全部手元にないので、最終巻だけ書棚に並んでます。そういうもんです。
でもって。
内容は、もう今読んでない人は、この先読まないでしょうから、ここに書いちゃうけどまんま「Fate EXTELLA」でした。それにしても、小早川奈津子の最後が、物語のクライマックスになるとは誰が予想したでしょうか! 彼女が幕府を開き、宇宙代将軍を名乗り、人間代表として竜堂兄弟と対決する(ほんまにこの流れ)とは。そして、その最後は、竜堂兄弟の最後の決断をトリガになったと思います。
というはなしで、これで「このラノ」に投票したかったんですよね。最後ですし。去年の「フォーチュンクエスト」同様に、ついに終わったシリーズなわけですし。とはいえ、「アルスラーン」は完全スルーだったしなー、とかいろいろ思うわけです。読者層的に(私が考えるべき対象ではないが)「創竜伝」は未読の人ばっかりだろうしなぁ、だとすると「スレイヤーズ」はやっぱりライトノベルだったんだな、とつくづく感じました。18巻どうなった。
【祝・20周年!】
— コバルト編集部公式 (@suchan_cobalt) 2018年3月28日
今野緒雪『マリア様がみてる』シリーズ誕生から20周年を迎え ました!ただいま記念重版企画進行中!#マリア様がみてる pic.twitter.com/z3jzxlK1fH
時間は、手のひらから、砂が零れ落ちるように、けっして止まらず、戻らず、減り続けるのだ……。
投票した人がいたかどうかは結果を楽しみにしましょう。まる。