2日目の筋肉痛「ワンダーエッグ・プライオリティ」特別編に

ついに「ワンダーエッグ・プライオリティ」が終わった。

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全13話なのかな。特別編こみで完結。

復活できない大人をしり目に、完全復活したラストシーンが印象的でした。大人の失敗に女の子たちが巻き込まれてゆくのだけれど、そんなのしらんぷりして、女の子たちは目標を達成し、復活して日常に戻ってゆく。そーゆー話でした。

また、私がウテナ病患者なので、どうしてもラストシーンに「少女革命ウテナ」を見つけてしまうのが、もう大人を通り越して年寄りだと感じました。

 

年を取ると、レベルアップごとにパラメータはさがるし、8時間寝られないし。寝ても回復しないし、最大でも半分くらいしか回復しないし、心の傷はいつまでたっても乾かない。乾く間もなく、次の傷が切り刻まれる。忘れっぽくなるのが唯一の利点かもしれない。傷の場所を忘れてしまえればいいんだ。

ワンダーエッグ」の4人の女の子たちは、それぞれ運よくゲームを達成する。で、望んだけど、望んでなかった結果の世界を見届けてゆく。傷が治ったのかもしれないし、新しい傷を負ったのかもしれない。そうやって、でも、彼女たちは、生きてゆく。

生きていると、生きているのを忘れる。自動的に生きられるから、生きているって忘れてしまうんだよなぁ。いいこともわるいこともあるし、最悪人は死んでしまう。それを忘れてしまう。

このアニメは、とにかく背景美術に重点があって、また、突然不思議な世界に切り替わるんだけれども、そこの背景でも説得力がある。狂っている世界はちゃんと狂っているとわかる。あと、ときどき明度が下がるのは、演出だったのか、ポケモンショックなのか。パッケージだと下がってないのかな? ここだけ気になる。買うか。

 

たぶん、将来的に「デビルマンクライベイビー」「フリップフラッパーズ」のように、「ワンダーエッグに参加してました!」って言うアニメーターさんがたくさんいそうな気がします。