とおりすがりのあの子。

アップルミュージックで次から次へと曲を聴き「ながら」作業をしている。ある程度私の傾向から、知らない曲を流してくれる。テレビ、雑誌と同様なのだけれど、プッシュ通知、私の選択の意思が介在していない情報に触れるのはとても楽しい。

 

惰性で流れるテレビ番組。CMを含めて私が見ようと意思を持っていない。

雑誌。読みたい記事があったはずなのに、それを上回る他の情報量で1冊。

アップルミュージック。初めて聞く曲。

 

で、この間、このアップルミュージックで、初めて聞いた曲が好みだったので、曲情報を確認したんですよ。ジャケット画像、歌手名、曲名がわかる。なんなら歌詞がわかる。

だけれど、もう、忘れた。

自分のライブラリに放り込んでしまえばいいのだけれど、曲名、歌手名を覚えていないので見つけられない。プレイリストに放り込めばいいのに、とは最近気づいた。ときどき、エロ関連の本を捨てたくなるように、プレイリストを整理したくなる衝動ありませんか? ないですか。そうですか。わたしはあります。

最近はなぜかシティポップがよく流される。その忘れた曲は、たぶん、古い曲なのだろうけど、初めて聞く曲だから、私にとっては新曲だ。本当の新曲たちは、数多の既存曲と戦わないとならないのは、不憫だと思う。おなじく、小説、マンガ、アニメとかも、過去作と戦うのは必要だけれど、不毛だと思う。

そして、とおりすがりのあの曲を探すのも不毛だ。次から次へと新曲が流れてくる。そして、別件。今、書きながら聞いているけれど、ながら作業ができなくなったと最近気づいた。書いている間は聞いていない。手を止めると曲に意識が行く。それを繰り返してゆく。昔々はラジオ番組を聞きながら勉強なり、ゲームなりできたのに、今は無理だ。ラジオを聴くときは、ラジオを聞くしかできない。それはそれで豪華な時間だと思うようにしている。思い込み大事。私の世界は、思い込みでできている。

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