青に届け 鈴木望「青に、ふれる。」2巻感想文++

鈴木望「青に、ふれる。」の第2巻がでた。

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今回はカバーイラストのまま、神田先生のはなしがメイン。駅の雑踏の中から、青山をみつけられた喜びから、また、見つけて喜ぶ神田先生のシーンが最高潮でした。この男はかわいすぎへんか。

それと並行して、青山が過去に傷つけられた大橋と対決する展開も読んでいて重くてはらはらする。んがしかし、今回は昔と違う結果をむしり取る。誰にも嫌われたくない欲って絶対あるんだけど、攻撃してきた人すら許すのを強要される文化ってあるよね。攻撃してきた人について記憶を再生して時間を費やし、自分を傷つけるのはなぜなんだろう。楽しい思い出や、好きな人について思い出して生きるとより楽しかろうに。あと、大橋は攻撃されて救われてんじゃねーぞ。収支は全然あってないかんな。

そして、お前がしらずとも世界は広がっていく。1巻で名前だけ表示されてたまゆらとカノンの登場。一人じゃないってみせつけてやれー。って応援しながら読んでました。どうして私はこれほど大橋が嫌いなんだろう。なんか、もう、こいつ嫌いだ。

最後に急展開。誰もが、過去に、投げつけられた呪いから逃れらないのだ。投げた人は忘れているのにね。やっぱり収支が釣り合ってない。

までが2巻。で、今売りの月刊アクションで続きが読める。大橋ー! お前なー! なんにもわかってねーな! お前ほんとに! どれだけヘイトを集めるんだ、この男!

ああ、もう、次話が待ち遠しい。大橋に不幸になってほしい、なんて暗い情熱で、待ち遠しい。暗い欲だ。