「さらざんまい」を見終えた

「さらざんまい」を見終えた。なるほどさっぱりわからん。歌とか、踊りとか、アニメーションとか、物語以外がわかりやすくて楽しかった。放送期間中にカナブーンが事件を起こして、外野の事情で放送が危うくなる「ウテナ」以来の伝統芸を感じてしまった。ウテナは呪いだ。

んでもって。

私の腐った性根は「つながり」って言葉に対して、身構えてしまうのだ。攻撃だと判定している節がある。もしくは「反論できないさせないゆるさない善意」、つまり無敵キャラに見えるのだ。

伊集院光深夜の馬鹿力」の2019/06/10放送分の南海キャンディーズ山里さん結婚についての話のなかに出てきた気持ちが「それ!」だった。

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「黒いものは手を変え品を変え湧き出てくる」

「こういう性格だと心の底から黒いものは湧き出てくる」

友達もいない、仕事もない、金もない、なにもない、夜寝ているとふつふつと心のそこから沸いてくる「アレ」である。

ヤマシタトモコ「違国日記」#3で描かれる「ぽつーーーーーーーーーーん」の風景だ。まんがでありながら、小説家の主人公のひとりがすべて言葉に変換していく。その中のひとつが「ぽつーーーーーーーーーーん」。読もう。そして「次に来るまんが大賞」に投票しよう。

あまりにまぶしくて、希望があって、白くて、救いがあって、ちゃんと望んだどうりに終わっていった「さらざんまい」は外道照身霊波光線で、私を焼き尽くしていった。

goldhead.hatenablog.com

今、抱いている感想としては、上掲ブログと違いない。

「なるほどさっぱりわからん」