電光超人よ、まわれ!
「SSSS.GRIDMAN」が終わった。なので、そのまま書く。泣いたまま書くのだ。好きだと書くのだ。
子供たちだけの事件の物語が大好きだ。「グリッドマン」「光車よ、まわれ!」「ノーライフキング」「電脳コイル」「アクセル・ワールド」「ペンギン・ハイウェイ」。「チョコレート戦争」「ぼくらの七日間戦争」のような子供対大人の物語ではない。子供たちだけの事件が好きなのだ。子供たちの事件に大人たち気づかない、翻弄される場面が好きなのだ。
たぶん、新しいテクノロジーはいつだって、子供たちの事件の舞台になるのだろう。コンピュータ、ビデオゲーム、ファミコン、パソコン、ネットワーク。ケータイ。スマートフォン。電脳メガネ。ナーヴギア。オーグマー。ニューロ・リンカー。
無邪気に事件は起こる。
そして。
11話の内海のセリフ。「怪獣とグリッドマンの戦いを楽しんでいたのかもしれない」。
SNSやらにぼくらの世界が侵略されていないだろうか。退屈だから、退屈そうにスマートフォンばかりみていないだろうか。草薙素子はいまのインターネットを見ても「ネットは広大だわ……」といえるだろうか。
そして最終話。
オリジナルの「グリッドマン」を救った。
漫画版「グリッドマン」を救った。
「エヴァンゲリオン」を救った。
「ダーリン・イン・ザ・フランキス」を救った。
そして、たったひとりの女の子を救った。
友達は2人もいてくれれば、それでもう手が一杯だ。
最後。
彼女が起き上がるシーンで涙がとまらなかった。たったそれだけための物語だと判ったからだ。
Take care of yourself.