お前は今まで買った「スペハリ」の本数を覚えているのか?

スイッチ版「スペハリ」を買った。当然お前も買っただろう。

3DSの復刻アーカイブス版で相当「スペースハリアー」としてはきわまっていたのだけれど、今回はモニターが大きくなり、操縦桿モードが追加されてもはや、動かないだけで「スペハリ」だった。あのとき驚きと憧れと、手元に200円がない悲しみから眺め続けた「スペハリ」の気持ちをしっかり再生できる「スペハリ」だ。

マークIII版の四角のスペハリ。T先輩とY君がめちゃくちゃ上手かった。ハヤオーというのがオリジナルラスボスとは、前述の復刻アーカイブスのインタビューで初めて知った。オリジナル要素というか、当時を思い出すと、移植できないところはオリジナル要素に入れ替えられていたら、追加要素だとは思わなかったのだろう。ウルトラスーパービックマキシムグレートストロングトットみたいなものだ。

そのあと「とびだせ大作戦」「アタックアニマル学園」とかいろいろスペハリっぽいゲームを遊んだ。うひょー! と思うのは、X68000の「スペハリ」まで待たないとだめだった。時代は「アフターバーナーII」に移ろってしまっていたが。

あと、ふたつ。

PS2の「スペハリ」もすばらしかった。メガドラのIIは難しすぎた。それを踏まえて後年3DSで「スペハリ」が発売された。詳しくないのだけれど、デジタル出力の「スペハリ」は3DSが初でななかろうか。

もうひとつ。

「スペハリ」のメインテーマがとにかくカッコイイのだけれど、記憶補正もあいまって、どれを聞いてもいまひとつ音が鈍く聞こえた。初めて聞いたときの子供の頃から耳が退化し続けているから当然なんだろうと思っていた。

のだけれど。時はすぎ。

X68000のSCM+満開版まーきゅりーのスペハリメインテーマは初めて聞いたときにミミアカが全部飛んでいったかのような衝撃だった。あのとき聞いたスペハリ、記憶のなかのスペハリみたいにきれいで、なめらかで、かっこよかった。ドラムがかっこいい。メロディがかっこいい。ちょっとかなしい音色になるところがかっこいい(専門用語があるんだろう)。とにかくずっと聞いていられた。当然ながら3DS版のメインテーマもおなじくらいかっこいい。

最新機種に移植されるゲーム四天王「グラディウス」「スペハリ」「ゼビウス」「ファンタジーゾーン」のうち、2つまでが新規にやってきた。「ゼビウス」はもう無理か。

というわけで、お前はスペースハリアーを買わなければならない。