ミスボドについて教えよう。

もう先週の出来事じゃった。2/10はミスボド蒲田でした。たのしかったです。毎回参加して感想文を書こうとするのだけれど、いろいろあって半年振りの感想文。

この大きい会場も来月でおしまい、となると、来月は人が多そうなので今月参加がおすすめです、との秋山さんの予測にしたがってこの2月はなんとかいつもより早い目に参加した次第。「ドミニオン」を持っていきましたよ。遊びたいもん。インスト不要でしょうし。

ミスボドほどの大人数ゲーム会となると、インスト不要ゲームがないんですよね。ゲームを始めると、ひとりは初めての人がいる。でも、ドミニオンはいらない場合が多いんですよね。さすがやで、ドミニオンさん。

で、今回はドミニオンをプレイしませんでしたとさ。めでたし、めでたし。

さて。

みなさん、どれくらいインストの練習をされてますか。新作ですとまずルールを読んで、好きな人なら1人でひととおり遊んでみたりする。落語じゃないから、声を出して練習はしないけれど、ルールブックの内容は覚えて、実際のプレイの体験を用意して、いざインストでしょうか。さて、インストはルールブック記載の順でするべきなんでしょうか。手馴れてくるとちょいと工夫しますよね、これ。流れはインストして、その途中に細かいところはルールブックで確認したりとか。

という、枕から、今回のミスボドで遊んだゲームの感想とか。

1)おつかみさま

 ゲーム置き場にあるのを見つけて、その場でルールブックを読んで遊んだゲーム。プレイヤー数が最大8人だったので、その場で8人あつめて。インストに時間がかかりました。インスト20分、プレイ10分くらいだったような気がします。

プレイヤーたちは「おつかみさま」という怨霊のいるとうわさの廃屋に探検に来たアホどもです。んがしかし、うわさは本当だった! なんとかして脱出しなければ! という怪談調のゲームです。雰囲気最高なんだけど、自宅には置きたくない箱絵が最高でした。

プレイヤーは最初に配られる役割カードで人間とおつかみさまに別れます。で、スタートプレイヤーから順にひらがな一文字が書かれたお題カードを引いて、指定したプレイヤーの手のひらにそのひらがなをちいさな筆で書きます。このとき手番プレイヤー以外は目をつむります。

で、みごと正解したら脱出に一歩近づきます。間違うと寿命蝋がひとつ消えます。落語の死神とか源平討魔伝で有名なアレです。

今回はあっさり寿命蝋がつきてしまって強制脱出フェイズへ。残念です。僕たちはひらがなが読めない。

ここで、正解数に応じてまず脱出成功者を決めます。今回は1人。僕たちはひらがなが読めない。で、その脱出者は残ったプレイヤーの中から人間だと思える人を選び、目を瞑って手を差し出します。選ばれたプレイヤーは人間だったら握手、おつかみさまだったらその手首を握ります。怖い。手首を握られたらおつかみさま側勝利です。

で、今回はおつかみさま勝利でした。敗因は僕たちはひらがながよめなかったことでしょう。確定的に明らかな敗因がありましたが、それは未プレイの人にはネタバレになるので、伏せておきます。

いやーな雰囲気もよく、面白かったです。でも買いません。手元に置きたくないから。誰か買ってください。

2)イニシュ

「げんし、女子は、太陽だった」もしくは「元始 女性は太陽であった」とでもいうべき、ケルト神話時代を舞台にした、いまどき珍しいプレイヤー同士がなぐりあって勝利をもぎ取るデザイン。

6つの神殿か土地を確保するか、自分がマジョリティをとってる土地にほかプレイヤーのコマが6つあると勝利。なんだけど、首都を押さえているプレイヤーが優先権を持つ。これ重要。

ラウンド始めにアクションカード4枚をドラフトする。これは全ラウンド共通のカードデッキなんで、効果は次第になじんでくる。だいたいディールされたハンドが最強。で、そのアクションカードをプレイして、勝利条件達成を目指す。

まぁ、殴り合いですね。最初のうちはなんとか回避するんですけれど、あっという間に衝突します。かといって戦闘確定ではなくて、衝突したプレイヤー間で同意すれば回避できます。その辺はうまくやってね。

今回のゲームでは出遅れてしまって、どうにもしょぼいわが一族。展開している土地もすくなく、マジョリティをとっている土地もわずか。そもそも一族の人員がほかのプレイヤーより2個は少ない。

なぜか。理由は明確で、一族を増やすアクションカードがぜんぜん回ってこないのだ。運ゲーかよ!!!!!!

と思いつつも、勝利条件達成が思いのほか時間がかかったり、ほかの一族で戦闘が頻発したりして、時間が長引いていき、こそこそ展開していたわが一族にも勝利の目がでてきたところで、プレイヤーのひとりがキングメイカーとなってしまう展開に。うまく転がればそのプレイヤーが勝利の可能性すらある展開に。

が、しかし非情にもそのプレイヤーの次の手番であった私が勝利条件を達成してしまうのであった。

勝てたのはゲームが長引いたからに他ならないと思いました。まる。

あと、誤植が多いです。

3)暗黒の金曜日

いまこそ、このときこそ、いまこのゲームを遊ばんでどうする?! というわけで、閉会まであと2時間くらいからはじめた「暗黒の金曜日」。

株ゲームの最高峰です。プレイヤーは投資家で株でもうけて銀を買う(時代は現物資産なのだ)。この銀が勝利点で買うと換金できません。ここが巧い。

毎回誰も買ってない株が勝手に高騰していって買えない価格になるのに、まだまだ高騰していく謎展開をみせるゲームなのですが、今回もその展開。農業株が誰も買えないまま高騰がとまらない。市場にあふれる黄色の株。一方の自動車株は安すぎてみんなが買える為に市場から姿を消すのだけれど、ぜんぜん値上がりしない。逆にがんがん下がっていってゲーム終盤には最安値をつける始末。

投資は怖いね!

 

その後は閉会までワードバスケットを。痴呆症予防にワードバスケット。すぐに言葉が出てこないです。