ミスボドであなたとふたり出会う~第53回~

「狩歌」なら取り札3枚。

昨日はミスボド蒲田。夕方から参加ですよ。これくらいに会場に着くと、受付前に疲れた人たちが大勢たむろしている風景が広がる。そんな人たちと話しながら過ごすのが楽しい。今日はどんなボードゲームで遊んだのか、スマホでゲームを遊んでる人、本を読んでる人、休んでる人。みんな満足してる顔。こっちは今から遊びまくりや!

とはいえ、遊べたのは「ペッパー」と「ラー」の2つ。

「ペッパー」は昨年のテンデイズのイベントで試遊卓が大盛り上がりしていたのが記憶に残った。トリックテイキングでマストフォロー、トランプなし。ラウンド終了時にランク1を持ったスートのカードがすべて失点。

マストフォローなので失点のトリガとなる1を出せば他のプレイヤーに擦り付けられるのだけれど、自分がリードで1を切るのは大間違い、ましてや終盤でそれをやるとスートが枯れているため、自分に返ってくる可能性が高い。そして帰ってくると絶望しかない。終盤のリードは負け確定なのではないだろうか。

結果、1ラウンドは失点ゼロ、以降は毎回20点獲得で60点獲得して最下位。ルールの意味に気付くのが遅すぎた。特に終盤リードは死亡フラグであることに。ゲーム中に「狩歌」の話なんてしてる場合じゃなかった。

 

「ラー」は新版が発売されてからしょっちゅう遊ぶゲームになった。ニューゲームズオーダーの印象は、デジタルゲームにおけるエムツーと同じなのだけれど、どうだろう。

「ラー」は以前はつかみどころがなく、今一つ面白くなかった印象だったのだけれど、繰り返し遊ぶといろいろ気づけて、面白くなった。とにかくボードデザインが大好き。「バベルの塔」のパスワードの間みたいな雰囲気でよい。今年海外で発売された新版のボードデザインも相当よい。ボードだけ欲しいくらいによい。

結果は失点を回避するのを主題にプレイして32点で2位だったかな。ワタシとしては巧くやったほう。1位は失点すら飲み込む得点量だったので、勝利への道はひとつではないと気づかされた。まだまだ気づきがあるなぁ。

と「ラー」の最中に隣のテーブルに鴎さんが! 聞けば今年の4月から帰国したとのこと。ワタシのそのころはと言えばジョブが爆発炎上した時期と重なるためにまったくツイッターを見なくなった。それで気付かなかった―。そして、鴎さんがワタシのことを覚えててくれたのがうれしかった。鴎さんと言えば(私の中で)朝からビールの画像でおなじみなのですが(時差)そういうこともなくなりそう。それはそれで残念(ゲス)。

その鴎さんが電力会社デラックスをプレイされてたのだけれど、ゲームに土地勘があるように思えて、それまた面白く見えた。あー、やっぱりデラックス欲しいなぁ。あんなにでかいボードのゲーム、そうそうないし、遊びやすそうだしなー。株式市場も欲しいなぁ。旧版の追加ボード、ぜんぜん遊べてないしなぁ。うーん。後から買えないしなぁ。

 

そのあとはラノベの話やら、アニメ、ゲーム、サンダーボルトファンタジー丹翡ちゃんチョロイ等々、もろもろの話をして終会に。会場からの帰路で地獄の話をいっぱい聞いたのがよい思い出でした。まる。

来月はもうすぐ。すごい。10月は朝から晩まで行けそう。行けそうじゃない、行くんだ。

ではまた。

ガレッガナイトで焼かれた

9/10の夜はガレッガナイトに行った。バトルガレッガ20周年記念イベント、直前にファミ通でPS4ガレッガが発表されたため、それの続報にも期待がつのる、というか、イベント発表時はそんな情報微塵もなくて、ほんとに節目に懐古するだけだと想像していたのだけれど、まさかの新作(?)発表会と相成った次第。チケット発売日10時前にローソンに行ったら、ロッピーの前に立つ女性がメインメニューと手元とメモを行ったり来たりしているのをやきもきして待ったのもいい思い出です。

そして内緒の第三部の途中から涙が止まらなかった。

なんというか、あんなにゲームばっかり遊んでて大好きだったのに、どうして、そんな自分を信じてやれなかったのか。どうして私はゲームを作っていないのか、いや、その業界の末席にすらいないのか。今もどうしてなにも作ってないのか。

そういう身を焼く思いをしたくてイベントに参加した気持ちはあったのだけれど、想像以上の熱量に全身焼かれた気持ちだ。最前列に座っていたのも良くなかったのかもしれない。いや、すっげぇよかったけど。

バトルガレッガが作られたのは20年前で、当然、作っていた人たちは今より20若い。私の20年前は思い出したくもない。

大東京トイボックス」で主人公モモが引きこもりの時に「ソード」をクリアするシーンがある。テレビにながれるスタッフロールを見て、これを「大人」が作ってることに気付くシーンだ。私はずっと気付かなかった。作ってる人が、大人が、仕事で、大勢が、いることを。そして、たぶん、私がずっと暮らしていた、あの地方では選択肢がなかった(言い訳。テクノソフトだってコンパイルだって地方だ)。

そして、イベントが終わると新宿駅まで走った。

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ダイナスティはどこにいった~ミスボド第52回より~

こないだはミスボドでした。あれ? もう? 時間の流れがおかしい。おそらく時間貯蓄銀行の黒服たちに盗まれているのだ!

それはともかく、シン・ゴジラを見た後の蒲田の空は、いつもより高く、あおく、雲が遠く見えました。

ダイナスティ」をまったく見かけませんでした。マティアスクラマーのハンスからの新作ですらこの速さ。何が起こっているのか。買うことすらままならず、なんとか1回遊んだだけなので、もう一度、こんどこそうまくやれると思ってるのですが、その機会に恵まれるのでしょうか(ハイパー他力本願)。

以下、写真で済ます安易さ。「メディナ」はありきりさんが物件ひとつで18点のところ、私は合計16点という、すさまじい結果をたたき出したのが良い思い出でした。なつのかたからものとはこれか!

さて、来月は9月。そう、このライトノベルがすごい! 2017の投票です! またやるか!

 

ではまた。

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エモいライトノベル。

好きなライトノベルを投票しよう!! - 2016年上期

というわけで、好きラノの結果から。私がいうことじゃないけれど「面白いラノベ」じゃなくて「好きなラノベ」。主観的には同義だけど。

上位で読んだのは、1位、3~5位、この恋とブタ野郎。

雑な感想としては、エモい本が上位にきたな、と。

1位の「りゅうおう」はここ1年は1位に。作中ではそろそろ防衛戦ですかね。防衛は辛そう。「もとりゅうおう」になるのか。

3位の「近すぎる彼ら」。最後のキスシーンでの、女の子の熱、汗のにおい、体の重み、唇の温度、柔らかさがめちゃくちゃ印象的でした。ただ、カバーイラスト、口絵がむりくり下着絵なのが違和感強かったなぁ。そんな無理せんでも。

4位の「弱キャラ友崎くん」は、展開とテーマなぞなぞが派手じゃないので読んでてはらはらするくらいでしたが、ポプラ文庫ピュアフルばりの青春物語として終着して大満足の面白さでした。惜しかったな「俺より強いあの娘を殴りに行く」。

ガガガの昨年は「あの夏、最後に見た打ち上げ花火は」もエモかったので、この路線でいくのかしらん。好みです。 

5位の「図書館ドラゴン」。今時分としてはめずらしい、敵がちゃんといる物語。構成に手が込んでて、全体をおおう丁寧さが好印象でした。最初の魔法が発動する場面がとりわけ印象的。

10位までみると、なろう、異世界、転生系が出版数に比して選ばれてないのは、投票者のクラスタに由来するんかな。はて。「このラノ」の協力者票みたいなものなんかな、と思わないでもない。

9月になると、このラノの投票ですなー。

ガッツな笑いとド迫力。 アクセル・ワールド劇場版

「尺が足りねーんだよ!」 スカーレット・レイン

さっそくアクセルワールド劇場版を見た。いろいろすごかった。どうしてこうなったのだろうか。内容を雑にまとめる。

  1. アニメ前半、原作1巻、2巻のあらすじを90分の尺のうち40分程度使用 肌色シーンはもれなく収録。これがSAOとの差か……。登場人物が多いもんなぁ。
  2. 尺がないのに日常パート。ハルユキのかーちゃん、便利だな。あと、知ってはいるけど、ハカセの学内アバター、真面目にやれと毎回思う。
  3. 尺がないのにスカーレットレインのバンクは律儀に使う。謎だ。
  4. 青、緑、紫、黄の王が突然出そろう。劇場版だ。当然白はいない。そろったのだけれど、全員でゲストボスキャラに光線技をぶち込む程度で、特段の見せ場はなかった。
  5. そういえばアクアカレントが出てた。メタトロン様も。メタトロン様はさすが原作カバーを2回もお勤めになられただけの事はあります。CVゆかな。輪よりセリフが多い。個人的には見どころ。
  6. 石破ラブラブ天驚拳で解決。

なんかもうすごかった。あまりに総集編が長すぎて笑ってしまった。未来少年コナンの劇場版かよ。

「とある」の劇場版は、出すべき人は全員出して(神裂の扱いと便利さは爆笑)、デカイものを出して、ばーんとそれを壊して、とちゃんと劇場版だったなぁ、と思い出した次第。

どうしてこうなった。新作動画なので楽しかったけど……。1巻最後のブラックロータスの復活宣言のシーン、再録してほしかったかな。あのシーン、原作から思い描くともっともっと声量がほしいんよね、テレビ放送のころから。

ファンなら(クロスレビューにありがちな〆文句)。

今月のミスボドさん あつくもあり、たのしくもあり。

月一にミスボドねただけ書くブログ。

昨日がミスボド。暑い。夏だと気が付きました。毎月のできごとですと、すこしづつ季節が移ろうので、突然気づくんですよね、時間が流れたことに。「ストロングホールド」でやたら時間マーカーが手にあるのに気付いたのに近いです(唐突なボードゲームネタ)。

先月はカルカソンヌ予選、ポーカー大会、手本引きといろいろ企画が重なりましたが、今月はいつもどおりのポーカー大会のみ、きけばそちらの参加者は20名前後だったとか。夏だからか、なにかいろいろ重なったのか。中ごろの土曜日はボードゲーム会の開催日が重なるような気もしますが、重なっても、自分の生息地だったり優先順位が決まっている人が多いので、どれに参加しようか悩まないようにも思いますが。

かという私はいろいろ諸事都合付かずで15時過ぎからの参加。この4月から閉会時間が繰り上がったので、残り時間は4時間くらい。開始時間も繰り上がったんですけどね。二次会も繰り上がっていいことづくめなんですけどね。そういうところは全部わかってますけどね。ええ。現実の方がしょっちゅう間違うのです。

遊んだゲームは3つでした。

  • 横浜紳商伝

この春のゲームマーケットOKAZUブランド新作。方々から面白さを仄聞している注目のボードゲーム。ただ一目「イスタンブール」なんで、正直、避けていたのです。

内容は、文明開化すぐの開港都市横浜を舞台に、部下と社長を繰り出して商売を成功させて勝利を目指す。勝利要素は得点。あれ? お金じゃない。

毎回ランダムにできる要素はすべてランダムにしたデザイン。部下コマを増やしたり、クソ強い技術カードを獲得したりするデザインは、大好きな「セイルトゥインディア」を感じました。このやりくり感は時代とテーマと相まって「あかんたれ」を思い出します。

初プレイなので、気づきが多い多い。この楽しさは、この瞬間にしかないですね。なるほど、これは楽しい。総じて目新しいところはないのだけれど、リプレイの価値に重点が置かれた面白いゲームでした。

結果は73点だかで断然最下位でした。初プレイだからね!!!!!!!

競りゲームの「メディチ」から競り要素を抜く大胆なデザインの本作。「メディチ」が好きなので(絶版だけど)、発売と同時に即購入。なんか発売日にアナログゲームを買うのが初めてだったような気がする。ゲームマーケットは別よ。

ルールを簡単に説明すると、手番がくると3枚まで捲ってカード行列を作って、FIFOで最後のカードは必ず獲得して、残りを獲得するかが判断どころ。ここに競りはなくて、めくり勝負。5枚獲得したら手番離脱でラウンド終了。その後、手役のランクとセットコレクションのランクで得点が決まる。

運ゲー! でも見切る情報がやたらめったらあるのと、それを裏切る捲り運がおもしろかったです。チップを用意して競りを導入すれば、ふっつーにメディチが遊べる予感ががががが。

  • 光より遅く

ひさしぶりに。「ひとりぼっち惑星」をプレイしたからなんですが。一時期、ミスボドでよく見かけたのですが、ひさしぶりに(2回目)。閉会間近に6人で大慌てでプレイしたのですが、ぞんぶんに楽しかったです。やっぱり持ち帰って手紙を読むのが一番楽しかったです。

 

途中、横暴編集長の編集長役を依頼されたので、最後の一作を「鬼平メロン」に決定しました。森田季節の「伊達エルフ正宗」みたいじゃないですかね。もしくは二次ドリ文庫っぽいところが好みです。

 「サンファンおもしろい!」との話も。サンファン。「サンダーボルトファンタジー」なんですが。1話のアバンタイトル(?)での衝撃的映像と展開から目を離せません。

 

最近は楽しい時には写真を撮るのを心掛けているので、以下それ。

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ミスボドの50 ~汝は結婚せよ~

昨日はミスボド。なんかひさしぶり、と思い返したらほぼ2か月ぶり。今回で第50回でした。あらためてもう4年間もボードゲームで遊んでるのかと思い返した次第。

今回はカルカソンヌ日本予選とポーカートーナメント、手本引き会が開催されてにぎやか仕切り。参加者数は200名(公式発表)でした。ひさしぶりに四捨五入で200人。にぎやか。私は受付をぼつぼつやってたのですが、多かったですねー。よかったよかった。大勢ですと単に楽しいですね。

と受付担当だったため、夕方から2つのゲーム(ひとつはテストプレイ)を遊べました。クロマさんありがとう。感謝。圧倒的感謝。

以下、セトリ。ひとつだけ。

ダイナスティ

最近国内販売が始まった新作。いわゆる小クラマー。超期待ゲーム。初めて見たのは今年のニュルンベルクトイフェアかな。マップがヨーロッパ全域、かつ、神聖ローマ帝国がいる! そして副題から結婚がテーマ、となるとこれはもうハプスブルクゲーですよ、奥さん! というわけで発売前から期待が募る。そのあとSpielboxでは毎月広告がのってたり、BGGで英語ルールがアップロードされて消されたりといろいろありましたが、ついに遊べる日がやって来たのです!

基本はワーカプレイスメント、資源を集めて、家族を各国に派遣してマジョリティを競う。この配置で得点できるのだけれど、各人が2枚まで持てるボーナス得点カードが主な得点源。このカードを引くのもアクションが必要で、ワーカープレイスには手札が必要で、とにかくカードで行動が制限されるため思ったようにプレイスできない。

勝ち筋は細くひとつなのだけれど、ランダム性がそれを阻むゲーム。

今回は4人プレイ。ボーナスカードを引くのを忘れて、また、引いたのもしょぼくて残念。というわけで、1位の半分の得点で最下位でした。

超楽しかった! 面白い! ハプスブルク万歳!

 

その後は会場を片づけて、二次会へ。今回はゴミの置き去りが多かったのが残念。

二次会は久しぶり。喋りたいことを喋り散らかしたので楽しかったでゲス。ラノベ読もう。ラブコメ読もう。

 

来月は7/16の3連休初日。暑そう。「なつのたからもの」「ハナビ」で遊ぼう!

そして以下写真。

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